2011年
苦しんだ前半戦、その中でつかんだ若手の成長

2010年に味わった屈辱を晴らすため、「勝利への執念」というスローガンを掲げ立ち上がった2011年。
しかし前半戦にまさかの大失速。投打が全く噛み合わないまま、8月を終えた時点で最下位。屈辱を晴らすどころか、苦しみもがくシーズンに。

それでも9月、ケガで戦列を離れていた銀仁朗、片岡易之が相次いで復帰すると、そこからチームの勢いも加速。10連勝を含む9月月間19勝と勝ち続け、チームは4位に浮上。
最終戦で勝利し、3位バファローズを勝率1毛差で逆転。土壇場でCS進出を決めた。

この年、大飛躍を遂げたのは3年目の浅村栄斗とルーキーの秋山翔吾。渡辺監督の大抜擢に応え、共に100試合以上に出場し、経験を積み、飛躍のシーズンとなった。
投手ではルーキーの牧田和久がチーム最多の55試合に登板。先発・抑えと2つの役割をこなし5勝22Sを挙げた。
また、飛ばないと言われた「統一球」を12球団で唯一快音を飛ばし続けた中村剛也が2位に23本差をつける48HRで本塁打王を獲得。

若手の台頭とベテランの安定した活躍。投打共にそれが上手く融合した終盤戦の勢いと「諦めない」という強い気持ち。全てが融合すれば、再び栄光をつかめるはずだ。

取得タイトル

「No Limit! 2011 勝利への執念」

取得タイトル

本塁打王
中村 剛也
最多打点
中村 剛也

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
栗山 巧 0.307 144 557 87 171 30 2 3 60 6
中島 裕之 0.297 144 566 82 168 27 1 16 100 21
中村 剛也 0.269 144 525 97 141 30 0 48 116 4
浅村 栄斗 0.268 137 437 48 117 17 3 9 45 7
フェルナンデス 0.259 142 529 49 137 21 0 17 81 3

投手

選手名 防御率 試合 勝利 敗北 セーブ 完投 完封 投球回 奪三振 失点
帆足 和幸 2.83 26 9 6 0 2 1 168 2/3 102 59
涌井 秀章 2.93 26 9 12 0 5 1 178 1/3 108 71
西口 文也 2.57 22 11 7 0 2 1 140 104 44
牧田 和久 2.61 55 5 7 22 2 1 127 2/3 86 39

順位

順位 チーム
優勝 福岡ソフトバンク 144 88 46 10 0.657 -
2位 北海道日本ハム 144 72 65 7 0.526 17.5
3位 埼玉西武 144 68 67 9 0.504 20.5
4位 オリックス 144 69 68 7 0.504 20.5
5位 楽天 144 66 71 7 0.482 23.5
6位 千葉ロッテ 144 54 79 11 0.406 33.5