2012年
相次ぐ主力のケガを乗り越え、最下位からの首位争い。


若手とベテランのバランスが調和し、開幕前から優勝候補に挙げられていたライオンズ。
しかし開幕から本拠地6連敗を喫すなどスタートダッシュに失敗。
片岡易之・中村剛也・中島裕之・栗山巧と主力が次々と故障で離脱し、7月末まではBクラスから抜け出せない苦しい展開に。
しかし後半戦から徐々に調子を取り戻すと、怒涛の追い上げを見せる。
8月には6連勝を飾り、ついに首位に浮上すると、その後はファイターズと激しい首位争いに。
最後は惜しくも2位で終わったものの、中盤からの追い上げや終盤戦の粘り、スローガンの「出しきれ!」を誰もが実践し、全てを出しきって戦ったシーズンとなった。
投手では2年目の牧田和久が先発ローテーションの柱に、涌井秀章がクローザーに転向し、それぞれ安定した結果を残した。
開幕から不振と度重なる故障に泣かされた中村剛也は、出場試合数が少ないながら27本の本塁打を放ち2年連続の本塁打王に。
チームの新1番打者を担った新外国人・ヘルマンはチーム唯一の全試合出場を達成し、リーグ2位の41盗塁を決めるなど攻撃のキーマンとなった。
惜しくも優勝を逃したものの、渡辺ライオンズの底力が随所に見られたシーズン。「最後、もうひと踏ん張りできるようにー。」悲願の「優勝」を見据え、再び戦いの場へ向かう。
スローガン
「出しきれ! ライオンズ」
取得タイトル
- 本塁打王
- 中村 剛也
主力選手成績
打者
選手名 | 打率 | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中島 裕之 | 0.311 | 136 | 499 | 69 | 155 | 29 | 1 | 13 | 74 | 7 |
秋山 翔吾 | 0.293 | 107 | 403 | 50 | 118 | 17 | 8 | 4 | 37 | 10 |
栗山 巧 | 0.289 | 103 | 394 | 57 | 114 | 17 | 1 | 2 | 33 | 3 |
ヘルマン | 0.270 | 144 | 507 | 55 | 137 | 20 | 4 | 3 | 60 | 41 |
浅村 栄斗 | 0.245 | 114 | 404 | 52 | 99 | 18 | 7 | 7 | 37 | 13 |
中村 剛也 | 0.231 | 123 | 432 | 54 | 100 | 16 | 1 | 27 | 79 | 2 |
投手
選手名 | 防御率 | 試合 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 完投 | 完封 | 投球回 | 奪三振 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
牧田 和久 | 2.43 | 27 | 13 | 9 | 0 | 3 | 1 | 178 | 108 | 55 |
岸 孝之 | 2.45 | 26 | 11 | 12 | 0 | 4 | 1 | 187 2/3 | 150 | 52 |
石井 一久 | 3.33 | 24 | 10 | 5 | 0 | 2 | 2 | 132 1/3 | 74 | 57 |
涌井 秀章 | 3.71 | 55 | 1 | 5 | 30 | 0 | 0 | 63 | 40 | 27 |
順位

順位 | チーム | 試 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 北海道日本ハム | 144 | 74 | 59 | 11 | 0.556 | - |
2位 | 埼玉西武 | 144 | 72 | 63 | 9 | 0.533 | 3 |
3位 | 福岡ソフトバンク | 144 | 67 | 65 | 12 | 0.508 | 6.5 |
4位 | 楽天 | 144 | 67 | 67 | 10 | 0.500 | 7.5 |
5位 | 千葉ロッテ | 144 | 62 | 67 | 15 | 0.481 | 10 |
6位 | オリックス | 144 | 57 | 77 | 10 | 0.425 | 17.5 |