1955年
貯金40でも優勝逃す!

前年のリーグ優勝で自信をつけた河村英文、西村貞朗などの若手投手陣は凄みを増した。打撃陣は、豊田泰光、中西太、大下弘、関口清治の“四天王“に加え、“斬り込み隊長”高倉照幸、“貴公子”仰木彬のレギュラー定着でより一層強力になった。この打線は「流線型打線」と称され、その破壊力は抜群であった。 シーズンの成績は90勝50敗4分と高い勝率を挙げながら、前年の屈辱に燃える南海の追い上げに屈し、惜しくも2位でシーズンを終えた。

西鉄選手の立ち振る舞いは荒々しく、管理されない集団であったことから「野武士軍団」と呼ばれるようになった。 シーズン終了後、このあと幾多の伝説を生む“鉄腕”稲尾和久が入団した。

取得タイトル

首位打者
中西 太
本塁打王
中西 太
最多奪三振
河村 英文

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
中西太 0.332 135 473 96 157 28 8 35 98 19
大下 弘 0.301 139 469 74 141 21 5 12 63 7
関口 清治 0.298 134 456 67 136 28 6 14 66 11

投手

選手名 防御率 試合 完投 完封 投球回 奪三振 失点
川崎 徳次 2.39 43 17 15 8 3 217 88 66
河村 英文 2.35 58 21 9 10 2 279 225 89

順位

順位 チーム
優勝 南海 143 99 41 3 0.707 -
2 西鉄 144 90 50 4 0.643 9.0
3 毎日 142 85 55 2 0.607 14.0
4 阪急 142 80 60 2 0.571 19.0
5 近鉄 142 60 80 2 0.429 39.0
6 大映 141 53 87 1 0.379 46.0
7 東映 143 51 89 3 0.364 48.0
8 トンボ 141 42 98 1 0.300 57.0