2005年
大差の3位でシーズンを終える
ロッテ、ソフトバンクの2強に大きく離される3位でプレーオフに進出するも敗退し、3位でシーズンを終えた。
前年日本一の勢いのままに連覇が期待されたシーズンであったが、早々と首位争いから脱落した。戦力としては、投打ともに前年と遜色はなかったが、結果が伴わなかった。
投手陣では球界のエースとなった松坂大輔が最優秀防御率のタイトルに輝く活躍、復活した西口文也がチームトップの17勝を挙げ、2年連続2ケタ勝利の帆足和幸も好調を維持していた。
打撃陣でも首位打者に輝いた和田一浩を筆頭に、カブレラ、石井義人、中島裕之が活躍し、特に悪くなった印象はなかった。投打がかみ合わなかった。防御率2.30で完投数15の松坂大輔が14勝しかあげていないのがそれを象徴する。
パ・リーグは楽天の新規参入、ソフトバンクの“誕生”、日本ハムの“札幌移転”など話題が続いたが、西武にとっては不完全燃焼のままに終わったシーズンであった。
シーズン終了後、西武には前年に引き続き球団売却の話が浮上したが、親会社がコクドからプリンスホテルに変わるなどして球団保有が決定した。
監修:杉山茂(スポーツプロデューサー)
スローガン
「'05 挑戦ふたたび」
取得タイトル
- 首位打者
- 和田 一浩
- 最多奪三振
- 松坂 大輔
主力選手成績
打者
選手名 | 打率 | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
和田 一浩 | 0.322 | 129 | 475 | 80 | 153 | 32 | 3 | 27 | 69 | 3 |
石井 義人 | 0.312 | 125 | 414 | 48 | 129 | 25 | 3 | 6 | 38 | 7 |
カブレラ | 0.300 | 127 | 444 | 78 | 133 | 28 | 0 | 36 | 92 | 1 |
中島 裕之 | 0.274 | 118 | 405 | 56 | 111 | 21 | 2 | 11 | 60 | 11 |
投手
選手名 | 防御率 | 試合 | 勝 | 敗 | セーブ | 完投 | 完封 | 投球回 | 奪三振 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
松坂 大輔 | 2.30 | 28 | 14 | 13 | 0 | 15 | 3 | 215 | 226 | 63 |
西口 文也 | 2.77 | 25 | 17 | 5 | 0 | 3 | 1 | 172 | 137 | 55 |
帆足 和幸 | 4.03 | 26 | 13 | 8 | 0 | 3 | 2 | 158 | 121 | 81 |
順位
順位 | チーム | 試 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | ロッテ | 136 | 84 | 49 | 3 | 0.632 | - |
2 | ソフトバンク | 136 | 89 | 45 | 2 | 0.664 | - |
3 | 西武 | 136 | 67 | 69 | 0 | 0.493 | 23.0 |
4 | オリックス | 136 | 62 | 70 | 4 | 0.470 | 26.0 |
5 | 日本ハム | 136 | 62 | 71 | 3 | 0.466 | 26.5 |
6 | 楽天 | 136 | 38 | 97 | 1 | 0.281 | 51.5 |