2003年
投壊!2連覇逃す

リーグ2連覇を逃し、2位でシーズンを終えた。

2位とはいえ、前年の日本シリーズから歯車が狂いだした投手陣の崩壊で優勝のダイエーからは5.5ゲームの差があり、完敗であった。打撃陣は相変わらず好調であった。

投手陣では、先発の柱である松坂大輔が16勝7敗防御率2.83で最優秀防御率と最多奪三振の2冠を獲得し、守護神豊田清も健在であったが、松坂以外の先発投手と豊田まで継投する中継ぎ陣が崩壊した。

チーム防御率は前年の3.20から4.43へと激変し、24年ぶりに4点台となった。

打撃陣では前年同様に、松井稼頭央、カブレラ、和田一浩が好調であった。松井は2年連続で打率3割、30本を達成し、カブレラは2年連続50本塁打でチームを引っ張り、和田一浩は打率346(リーグ3位)の好打率で貢献した。

前年優勝時と見劣りしない打撃成績にも関わらず、2位に甘んじた要因は投手力の低下にあった。

シーズン終了後、伊原監督が勇退、第2次黄金時代からチームを支え続けた伊東勤が選手を引退し、翌年から監督に就任することを発表した。

監修:杉山茂(スポーツプロデューサー)

スローガン

「栄光へ 全力!」

取得タイトル

最優秀防御率
松坂 大輔
最多奪三振
松坂 大輔

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
和田 一浩 0.346 126 468 87 162 34 5 30 89 8
カブレラ 0.324 124 457 85 148 24 0 50 112 2
松井 稼頭央 0.305 140 587 101 179 36 4 33 84 13

投手

選手名 防御率 試合 セーブ 完投 完封 投球回 奪三振 失点
松坂 大輔 2.83 29 16 7 0 8 2 194 215 71
後藤 光貴 3.81 23 10 7 0 1 1 141 91 66
豊田 清 1.24 58 2 3 38 0 0 58 54 8

順位

順位 チーム
優勝 ダイエー 140 82 55 3 0.599 -
2 西武 140 77 61 2 0.558 5.5
3 近鉄 140 74 64 2 0.536 8.5
4 ロッテ 140 68 69 3 0.496 14.0
5 日本ハム 140 62 74 4 0.456 19.5
6 オリックス 140 48 88 4 0.353 33.5