1966年
3年ぶりの優勝逃す

日本の総人口が1億人を突破した年である。西鉄は南海と競るも、最終的には2位でシーズンを終えた。

池永正明、田中勉、稲尾和久らを中心にチーム防御率2.13とリーグ随一の投手陣を揃えた。池永正明は2年目にして徐々にエースの風格が出てきた。田中勉は6年目の躍進で23の勝ち星に加えて、最多奪三振のタイトルを獲得した。稲尾和久は、リリーフ登板の回数が多くなったがそれでも最優秀防御率に輝いた。打撃陣は良い成績を残せなかった。投打がかみ合わなかったが、若手投手陣の成長は著しく、翌年を期待させる1年であった。「最強西鉄」時代の主力であった高倉照幸が巨人へ移籍したことは不安材料であった。

取得タイトル

最優秀防御率
稲尾 和久
最多奪三振
田中 勉

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
高倉 照幸 0.279 121 398 43 111 20 3 11 36 7

投手

選手名 防御率 試合 完投 完封 投球回 奪三振 失点
稲尾 和久 1.79 54 11 10 2 2 185 134 45
池永 正明 2.18 47 15 14 13 4 267 139 81
田中 勉 2.34 56 23 12 13 4 296 217 85

順位

順位 チーム
優勝 南海 133 79 51 3 0.608 -
2 西鉄 138 75 55 8 0.577 4.0
3 東映 136 70 60 6 0.538 9.0
4 東京 134 61 69 4 0.469 18.0
5 阪急 134 57 73 4 0.438 22.0
6 近鉄 133 48 82 3 0.369 31.0