1987年
日本シリーズ

1987年 ライオンズ(4勝) - ジャイアンツ(2勝)

ライオンズ表彰選手

最高殊勲選手

工藤 公康

優秀選手

石毛 宏典

優秀選手

秋山 幸二

連続日本一を目指すライオンズ!注目のKK対決!

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  読売ジャイアンツ 0 0 4 0 0 2 0 1 0 7
  西武ライオンズ 2 0 1 0 0 0 0 0 0 3

1987年10月25日 第1戦(西武ライオンズ球場)

投手

【巨】桑田-○加藤-水野-鹿取
【西】●東尾-小田-森-松沼弟-森山

本塁打

【巨】中畑1号2ラン、 駒田1号ソロ

先発東尾が1回満塁のピンチを切り抜けたあと、先頭の石毛がピッチャー強襲で出塁、金森が野選、続く秋山が桑田の球をライト前にたたいてシリーズ先制点。清原も負けずレフト前へ打ち返し、安部のサードゴロなどで2点を先行。

東尾は3回に4点を失うが、6回途中まで投げ、じっくりと巨人打線を研究した。3回には秋山がレフト前で出塁、伊東のセンター前で3点目を挙げ桑田をノックアウトしたものの追加点が取れなかった。

工藤完封!地元で負けるはずがない

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  読売ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  西武ライオンズ 0 0 1 0 0 2 3 0 X 6

1987年10月26日 第2戦(西武ライオンズ球場)

投手

【巨】●西本-広田-岡本光
【西】○工藤

本塁打

【西】石毛1号ソロ、秋山1号ソロ、清原1号3ラン

2回満塁のチャンスを逃したあと、3回先頭の石毛が西本の初球をレフトスタンドへ景気づけの一発。6回には秋山が、これも初球をたたいて、打った瞬間にホームランとわかる豪快な一発で2点目。7回には、まず辻がセンター前、石毛四球、代打金森の犠打で二・三塁にしたあと、清原がレフトスタンドに打ち込みダメ押しの3点。

投げては先発の工藤が、二塁を踏ませぬ堂々のピッチング。ジャイアンツ打線を3安打に抑え、完封した。

速球派投手対決、ライオンズ勝利!

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  西武ライオンズ 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2
  読売ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

1987年10月28日 第3戦(後楽園球場)

投手

【西】○郭
【巨】●江川-水野

本塁打

【西】ブコビッチ1号ソロ、石毛2号ソロ

先発の郭は4回まで毎回のランナーを出しながらも、味方の好プレーにも助けられ、自らも要所を締めて点を与えない。4回ブコビッチのライトセンター間に打ち込む一発で、この試合でも先制した。さらに6回、先頭打者の石毛が、江川の3球目をたたいてレフトスタンドへ豪快な一発で追加点。

郭は7回1点を取られたものの、8回、9回とジャイアンツ打線を抑えて完投。4併殺を記録するなど守り勝ちともいえる試合。

槙原の変化球に手こずり、ライオンズ完封負け

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  西武ライオンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  読売ジャイアンツ 2 0 0 0 0 2 0 0 X 4

1987年10月29日 第4戦(後楽園球場)

投手

【西】●松沼兄-小田-渡辺-小野-松沼弟
【巨】○槙原

本塁打

【巨】原1号ソロ、篠塚1号ソロ

1回先発の松沼兄はコントロールが定まらないうちに2点を失った。ライオンズ打線は槙原に対して、3回、4回と攻めつけ、あと一歩で打ち崩すところまで追いつめるが決定打がでない。

3回からは小田、4回からは渡辺が登板、6回に2失点を失い、7回から小野、8回からは松沼弟と継いだ。この試合槙原の速球と変化球の緩急自在の投球にかわされたものの、石毛は連続安打の記録をさらに14試合と伸ばした。

シリーズの行方を決する戦いに勝利!

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  西武ライオンズ 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3
  読売ジャイアンツ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

1987年10月30日 第5戦(後楽園球場)

投手

【西】○東尾-工藤
【巨】●桑田-岡本光-加藤-西本-鹿取

2度目の登板の桑田を、この試合でも初回にとらえた。石毛が原のエラーで出塁すると、すかさず辻が犠打、秋山のツーベースでまず1点、清原は討ち取られるものの、安部がレフト線のツーベース、ブコビッチのセンター前、伊東のセンター前の連打で3点をあげ、桑田をマウンドから引き下ろした。

同じく2度目の先発となった東尾は、慎重なピッチングを展開。4回1点を失ったが9回途中まで投げて工藤にまかせ、必勝リレーで快勝した。

本拠地ライオンズ球場で、2年連続日本一に

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  読売ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
  西武ライオンズ 0 1 1 0 0 0 0 1 X 3

1987年11月1日 第6戦(西武ライオンズ球場)

投手

【巨】●水野-鹿取
【西】○工藤

本塁打

【巨】原2号ソロ
【西】清家1号ソロ

工藤、水野の初顔合わせでゲーム開始。先制はこの試合もライオンズ。2回レフト前で出塁した清原は、安部に送られたあと、ブコビッチのセンターフライで、中継プレーのスキに乗じて生還。3回には清家がシリーズ初安打がホームランで2点目。8回にも辻が秋山のセンター前で一塁から一気にホームイン。

工藤は7回に1点を取られたものの自信に満ちたピッチングでジャイアンツ打線を寄せつけず、昨年に続いて胴上げ投手。