2011年の南郷春季キャンプは、午前8時前に再び噴火した新燃岳の噴火口から立ち上がる煙を見ながらのスタートとなりました。
平日にも関わらず、多くのファンが詰めかけた南郷スタジアム。練習前には本キャンプの無事息災祈願と、南郷町・立正幼稚園の園児によるマーチングバンドが出迎えての歓迎セレモニーが行われました。
なお今キャンプでは新たに、屋根の付いた常設ブルペン(ピッチング練習場)が完成。雨天時も広々としたブルペンで、ピッチング練習が行えるようになりました。
火山灰で太陽の光がかすむ中、10時に練習スタート。11時ごろには一時、火山灰が降ってくることもありましたが、気温8度とは思えないほど暖かいグラウンドで、予定通りにメニューを消化しました。野手は下半身に刺激を入れるような走攻守の基本動作を、投手は最年長投手・西口投手を皮切りに、初日にも関わらずほとんどの投手がブルペン入りし、キャッチャーを座らせて熱のこもったピッチング練習が続きました。
キャンプ初日を終え、「選手全員が今日に合わせしっかり体を作ってきている」と納得の渡辺監督。
一球一勝を大事にする野球をするために、2月24日(木)まで厳しいキャンプが南郷スタジアムで行われます。
「今年はなりふり構わず死ぬ気でやる。とにかく優勝したいというのが一番ですね。
そのためには、選手が一年間良いコンディションで野球が出来るというのが、優勝するために一番大事になってくるので、そこの環境作りが僕の仕事の一つかなと思います。
ファンの皆さまと秋には一緒に喜びあえるように、チーム全体で頑張っていきたいと思います。」
渡辺監督・選手名鑑