いよいよ後半に突入した春季キャンプ。
第4クールは紅白戦もはじまり、開幕へ向け猛アピールを見せる選手たちの様子をお届けします!
第4クール1日目は、あいにくの空模様。
室内での練習となりましたが、朝からセデーニョ選手が必勝ハチマキで登場し明るい雰囲気でスタートしました。
ウォーミングアップ・体幹トレーニング・キャッチボールを終えた後、投手陣は室内ブルペンでの投球練習を実施。
佐藤隼輔投手は、バッテリーを組んだ牧野翔矢選手と投球後にフォームについて確認するなど、調整に余念がありません。
また、黒木優太投手は「まず支配下登録されて、しっかりライオンズのためにがんばっていきたいと思います!」と今シーズンへの意気込みを語り、ストレートの質を意識しながら投球練習を実施。マスクを被った炭谷銀仁朗選手と投球の組み立て方について会話する様子も伺えました。
一方の野手陣は総合練習を実施。5チームに分かれてローテーションで練習を行いました。
外崎修汰選手と源田壮亮選手は、渡部健人選手に練習の合間にゴロ球の捕球方法を伝授。「手首を返さない!」など、アドバイスを送っていました。
午後にはケース打撃を実施。実戦を意識し、サインを出しながらの練習に取り組みました。
コーチ陣の指導を受けながら、守備力の向上にも取り組みを続けます。
この日32才の誕生日を迎えた源田選手。「チームでも年上の方になっているので、しっかり声出してチームを引っ張ってがんばりたいと思います。たくさん練習をしていいチームを作って、開幕から100%でいきたいので、応援よろしくお願いします!」と、ファンの皆さんへ意気込みとメッセージを話してくれました。
第4クール2日目。この日は午前中に通常練習を行った後、午後から春季キャンプ初めての紅白戦(※6イニング制)を行いました。
白組はボー投手、紅組は菅井信也投手が先発のマウンドへ。
この日の紅白戦は新戦力が攻守にわたり躍動します。
3回裏、レフトを守る紅組のネビン選手が、グラウンド内にあるブルペンの位置が気になる難しいファウルフライを確実にキャッチすると、直後の4回表の攻撃ではフェンス直撃の二塁打放ち、村田怜音選手の適時二塁打で先制のホームを踏むなど、存在感を示します。
すると5回裏には、白組のセデーニョ選手が紅組2番手の上田大河投手から特大ホームランを放ち、この日は3安打の大暴れで、試合を振り出しに戻します。
6回表、紅組の山村崇嘉選手に適時二塁打、平沢大河選手に2点適時打が飛び出し、紅白戦初戦は4対1で紅組が勝利しました。
ホームランを放つなど3安打の結果を残したセデーニョ選手は、ライオンズでの初ホームランについて、「ホームランを打てたことはうれしいですし、試合がいい結果になったので本当によかったです。」と喜ぶ様子が見られました。
第4クール3日目。この日も午前中に投手と野手で分かれて練習を行い、午後から紅白戦(※7イニング制)を行いました。
この日の先発マウンドに上がったのは、白組は今井達也投手、紅組は高橋光成投手。
1回表、今井投手がテンポよく10球で3者凡退に。
1回裏、四球で出塁した長谷川信哉選手が盗塁を決めると、前日3安打のセデーニョ選手が適時打を放ち白組が先制します。
今井投手は2回表に四球を許すも、安打を与えず開幕投手として実戦でも順調な調整ぶりを見せました。
3回表、白組2番手でマウンドに上がった隅田知一郎投手は2死1、3塁のピンチを作るも、無失点で切り抜けます。
3回裏、長谷川選手の適時打で白組が1点を追加すると、4回裏には源田選手の犠飛で白組が前半で3点をリードします。
5回表、紅組のモンテル選手がフェンス直撃の2塁打をきっかけにチャンスを作り、2点を返します。
5回裏、初めて日本で実戦のマウンドに上がった紅組のウィンゲンター投手は、3者連続三振と圧巻の投球を披露!「非常に良い状態で臨めましたし、三振も取れて良かった。かなり良い投球だったかなと思います。開幕に向けてしっかり状態を上げていきたいと思います。」と頼もしいコメントを残しました。
6回表に得点にはつながりませんでしたが、ルーキーの渡部聖弥選手が打球をライト前に運び実戦初安打を放ちます。
6回裏、白組の長谷川選手がこの日2本目の安打で出塁すると、1回につづき2本目の盗塁を決め、2打数2安打3出塁2盗塁と好成績を残し、開幕スタメン奪取に向けての猛アピールを見せました。
その後、佐藤龍世選手の適時二塁打の間に1点を追加すると、続く平沼翔太選手も適時二塁打を放ち、再び点差を3点に広げます。
最終回の7回表、白組のモンテル選手が初球をはじき返し安打とすると、俊足を生かし平沢選手の適時三塁打の間に1点を返します。
その後、柘植世那選手の適時打の間にさらに1点を返し4対5と詰め寄りますが、紅白戦2日目は白組が勝利しました。
第4クール最終日。
この日はウォーミングアップを終えた後、野手がメイングラウンドで、投手はサブグラウンドに移動しての練習となりました。
午前中、野手陣は6チームに分かれて総合練習を実施し、紅白戦で見えた課題に対しそれぞれ取り組む姿が見られました。
前日までに行われた紅白戦で3安打の成績を残したモンテル選手は、バッティング練習で柵越えを披露するなど、好調であることが伺えます。
一方の投手陣は投内連係を行った後、ボー投手、平良投手、ロペス投手がブルペン入り。
ブルペンキャッチャーを相手に36球を投げ込んだロペス投手は、「投げるときにきちんと体重が後ろに乗るように、意識しながら練習しました」とのこと。支配下登録を目標に投げ込みを続けます。
午後、野手陣は屋外では初めてとなるケース打撃を実施。
次クールで実施予定の対外試合に向け、サインなども含め念入りに確認を行いました。
そのあとは、打撃・捕手・内野手・外野手・ウェイトに分かれて個別練習を実施。コーチが各選手に合わせて作成した練習メニューにそれぞれ励みました。
今シーズンのさらなる飛躍を目指す西川愛也選手。昨日の紅白戦での無安打という悔しい結果にさらなる闘志を燃やし、ロングティーなどでバットを振り込んでいました。