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2022/12/23 (金)
チーム

【新入団選手スカウトに聞く!第5回②】山田陽翔投手!

12月6日に会見を終えた新入団選手たち。来季からライオンズの一員になる彼らのことをファンの皆さまにより知っていただくために、今年も昨年に引き続き担当スカウトインタビューを実施! 今回はついに最終回!山田陽翔投手について、担当の後藤スカウトにお伺いしました!

山田陽翔 選手(担当スカウト:後藤光貴スカウト)

ここがスタートライン!魅せろ闘争心!山田陽翔投手!

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2022年、夏の甲子園で一躍名前が知られることとなった山田投手。
「試合のときとは違う人柄を見てほしい」と後藤スカウトの言う、山田投手の魅力あふれる人柄やプレーに迫る。

全力でありながら、駆け引きもできるクレバーさ

近江高校に山田選手が入学する際、「すごい1年生が入ってきた」と聞いた後藤スカウト。すぐに3年生に交じって夏の大会でデビューしたという話もあり、そこから山田投手には注目していた。
1年生のころはやんちゃな雰囲気の中で野球をしていたが、3年生になると、チームを背負い、おとなになった。上から角度をつけて投げるフォームに変えたそうだが、それがハマったのも大きいだろう。最初は野手としての評価も高かったが、エースとして投げる山田投手を見る中で、「投手としての能力の高さを感じるようになった」と後藤スカウトは話す。
闘争心に満ちた投球スタイルで全力で打者に向かっていく姿は記憶に新しいが、そこに加えて、クレバーさにも優れている。ゲームメイクのしかた、ゴロで打たせて取るというような駆け引き。打者を見ながら投げているという冷静な部分が、山田投手の武器のひとつでもある。

しかし、それらも確かに山田投手の魅力であり強みだが、なによりの1番は「野球が好き」だということだ。「野球が大好きだというのが溢れでてる」と後藤スカウトが言うように、甲子園を沸かせ、普通よりも多くの人たちに注目される中でも臆せず堂々とマウンドに立ち、結果を残せるというのも、その気持ちがあるからだからだろう。

2年生の秋、肘を痛めてしまっていた山田投手。投げようと思えば投げられると状態ではあったが、万全ではない状態では投げられない。フラストレーションもあっただろう。それでも野手として外野を守り、スタンドにまで聞こえるほどの大きな声でチームを鼓舞していた。「本当にチームが奮起するような声かけ。外野からあの大きな声かけはすごい」と、後藤スカウトは1番印象に残っているプレーのひとつとしてそのエピソードを教えてくれた。
どんな場面でも野球に向き合い、野球を楽しむことができる。“野球が大好き”という、大きな資質のひとつだ。

試合の外の愛嬌に注目!

試合における山田投手の姿は、今夏、多く目にする機会があった。奮戦する山田投手のファンになった人も多いだろう。だからこそ「試合の外のかわいらしい普段の姿」にも注目してほしいと語ってくれた後藤スカウトは、どういうところがかわいらしい?という質問に「にこにこと笑顔で受け答えをするし、言葉遣いも丁寧。親目線じゃないですけど…そういうところですね」と笑った。
まだ高校生ということもあり、体力的な面では課題もある。試合中によく足が攣ってしまうこともあったそうだ。3年生の近畿大会では、好投したもののそれが原因で降板してしまうという場面もあった。しかし、プロともなれば鍛え方も、食事も変わる。身体が変わる。
チームを背負い、戦う姿。普段はかわいらしくとも、やはりその闘争心には目を見張るものがある。だからこそ、山田投手の良さすべてを発揮するためにも、「まずは身体づくりを」と、後藤スカウトは語ってくれた。
熱く、クレバーで、それでいてかわいらしい。魅力あふれる山田投手が、これからどんなプレーで魅せてくれるのか、目が離せない。

後藤スカウトから山田投手へ

「世代のスター、注目されている選手なので、そのまま焦ることなく慎重に、身体に気を付けてひとつひとつステップアップしていってくれればと思います」

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