2022/12/19 (月)
チーム

【新入団選手スカウトに聞いた!第1回①】蛭間拓哉選手!

12月6日に会見を終えた新入団選手たち。来季からライオンズの一員になる彼らのことをファンの皆さまにより知っていただくために、今年も昨年に引き続き担当スカウトインタビューを実施!
今回はドラフト1位の蛭間拓哉選手の担当である竹下スカウトにお話をお伺いしました!

蛭間拓哉選手(担当:竹下潤スカウト)

目指せ首位打者!全力プレーで魅せろ!蛭間拓哉選手

画像

ライオンズジュニア出身の野手としては初めての指名、外野手のドラフト1位指名は1970年以来52年ぶり、さらには「ライオンズが1番入りたい球団だった」と言う嬉しい入団となった蛭間選手。
「全力すぎるところがある」と担当の竹下スカウトも苦笑いしてしまうほど野球に熱心な蛭間選手の魅力とは?

“ライオンズの柱”になれる、高いポテンシャル

ライオンズジュニア出身、渡邊勇太朗投手とは高校時代の同級生と、ライオンズとの縁も深い蛭間選手。
入団会見の際には「首位打者」と目標を掲げ、「栗山選手の2000本安打を超えたい」と公言した蛭間選手の1番の強みを、竹下スカウトは「広角に打てる技術力」と評する。初めて見たのは蛭間選手が高校3年生のとき。初めて見たときの感想は「いい選手だな」だったそうだが、そのときはまだ担当ではなかった。蛭間選手が大学に入学したタイミングで竹下スカウトの担当となったそうだが、初めて見たときのその感覚は、大学生になった蛭間選手にも感じたという。
「目立つなあ、やっぱり出てきたな。そう思いました」と竹下スカウトは頷きながら、蛭間選手について、なによりも「大事なところで打てる選手。ここで1本ほしい、というところで打てる」と、そう話してくれた。

下級生のころから勝負強い打撃を発揮していた蛭間選手だが、先日のドラフト会議後に行われた最初の試合でも、その力を発揮した。
相手は2年前と同じ慶応大。リードを許しながらも、今季まだ本塁打がなかった蛭間選手が逆転の2点本塁打を放ちチームを勝利に導いた。
「4年生のとき苦しんでいるのを見ていたからこそ、指名をした後に結果を残してくれたことで、ここぞというときに打てる選手だとさらに実感した」と竹下スカウトはこの本塁打が最も印象に残っていると話した。

蛭間選手は打撃だけでなく守備においても、広い守備範囲そして強い肩と戦える武器を持っている。
その中での課題を質問すると、竹下スカウトは「今課題があったらドラフト1位にはならないと思う。これから課題は出てくると思うが、将来はクリーンナップに入り、中心選手になってほしい」と、その期待値は高い。

どこか熱く、動じない、実直な好青年

「話しをしていなくても、練習やプレーを見れば、どれだけ良いかわかる選手」。
竹下スカウトは蛭間選手についてそう言った。それも、その溢れる情熱に触れていたからだろう。
「穏やかな好青年だけど、どこか熱いところがある」という蛭間選手に渡した調査書は、次の日にはもう内容がしっかりと書き込まれて、返送されてきた。球団から送る調査書がそんなにも早く返ってくることはあまりない。「驚いた。あまりにも返ってくるのが早いから」と笑った竹下スカウトは、「でも、そういうのが 1番自分としては響いたね」と続ける。そんなエピソードもあったからこそ、誰よりも蛭間選手の情熱を分かっていた。

常に全力プレーで、時たま「全力でやりすぎてしまう」ところは、スカウトとしては心配でもあり、ブレーキをかけてあげなければならないと思っている。けれど、「それが魅力でもある。怪我さえなければ、結果に繋がる選手だと思う」と竹下スカウトは頷く。来シーズンから、その熱さや全力プレーの魅力を、我々も同じように熱く応援していきたい。

竹下スカウトから蛭間選手へ

「プロは怪我をしてはいけないですし、そのあたりでいかに自分の体を向き合うか。やりすぎず、かといって練習しないというのもダメですが(笑)、でもそういうこともやってみないとわからないので。自分の限界を測りながら、しっかりと準備して、頑張ってください」

【竹下スカウト プロフィール】
竹下 潤(たけした じゅん)
1969年7月12日生 静岡県出身

同時公開!日隈モンテル選手スカウトインタビューはこちら! 23日まで毎日公開!2022年ドラフトスカウトインタビュー一覧はこちら!

チーム一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 【新入団選手スカウトに聞いた!第1回①】蛭間拓哉選手!