試合情報

QVCマリンで行われたマリーンズ戦は、序盤から攻撃がつながり7対0で快勝。昨夜完封負けした悔しさを晴らす戦いぶりで、3･4月の月間勝ち越しを決めました。

初回から初登板となる相手ルーキー･田中に襲いかかるライオンズ打線。まず、3番･浅村が適時打を放ち先制すると、続く4番･中村の左中間を割る適時二塁打で2対0とします。その後も1死2,3塁と好機が続き、6番･森が打席へ。初球を思い切りすくい上げた打球は、センターフェンスの上部を直撃する2点適時二塁打となります。もう少しで本塁打になろうかという当たりについて「いったと思ったけどパワー不足でしたね。ホームランにはならなかったけれど初回から追加点が取れて良かったです」と振り返りました。

この日チームが放った安打は計15本。その中で秋山と中村、それに森がそれぞれ3安打猛打賞を記録しました。強打を誇るライオンズ打線が、その力を発揮しています。

また、打線の援護に応えた先発･十亀の投球にも注目です。4点を先制してもらった十亀はその裏、無死満塁のピンチを迎えます。しかし、ここから強気の投球を展開。デスパイネを内角への直球で攻め空振り三振とすると、後続も抑え無失点とします。徐々にエンジンのかかる十亀は、3、4回と連続で3者凡退に。直球の切れ、制球力ともに高まり、5回まで毎回三振を奪う力投を演じます。

その後も安定した投球の続いた十亀は、7回を投げ抜き降板。101球、被安打5、奪三振7、与四球2、無失点と好投し、2勝目をマークしました。

明日の先発はルブラン。ここも勝利して4月最後の試合を締めましょう!

-おめでとうございます!

(十亀)ありがとうございます!

-初回、いきなりノーアウト満塁としびれるような場面がありました。あの場面を振り返って頂けますか?

(十亀)久しぶりのデーゲームということと、たくさんのマリーンズの応援があったのでちょっとふわふわした感じがあったんですけど、その後はしっかり抑えられたので、そこからリズムを作れて投げられたことが今日は良かったかなと思います。

-その言葉にもあった通り、7回無失点。特に良かったポイントとはどのような場面でしょうか?

(十亀)特にないですね。

-味方の心強い援護もありましたが?

(十亀)そうですね。それが一番だと思います。

-そしてチームとしてもこのカード、1勝1敗のタイに持ち込みました。これも大きいんじゃないでしょうか?

(十亀)負け越したくないので2戦目も大事なところだと思いますし、そういう意味で今日しっかり投げられたのは本当に良かったと思います。

-今日しっかりとしたピッチングで2勝目を挙げました。この後の登板もファンの皆さんは期待していると思います。最後にライオンズファンの皆さんにメッセージ、よろしくお願いします。

(十亀)早いですが首位も近づいてきています。またこれから頑張ります。よろしくお願いします!

-ありがとうございました!

相手(田中投手)も緊張していたんじゃないかな。
(初回は)ミーティングで指示した通りに1･2番がボールを選んで出塁してくれたので先制できた。
うちのペースで試合を進められたと思う。
大阪桐蔭の3人(浅村･中村･森)が好調を維持しているので3人の前にランナーがいると得点になる。

十亀は初回を抑えたのが大きかった。
十亀らしい、たまにハラハラさせながらも要所を締めるピッチングだった。