先発・誠は、立ち上がりから打たせて取る投球術を披露。初回、2回表と続けて3者凡退に抑えると、3回表は先頭打者を出したものの、後続を仕留めて得点圏には進塁させません。

すると4回裏、カープ先発・今村に対し、四球で出塁した2番・金子侑が快足を飛ばし二盗、三盗と決めます。このチャンスで4番・坂田がライトへの二塁打を放ち、金子侑が先制のホームを踏みます。

中盤に入っても自分のペースを崩さない誠。5回表、6回表と続けて3人で片付け、相手の反撃を断ちます。7回表は連打を許し2人の走者を置くも、続く岩本を空振り三振に。その後内野ゴロの間に進塁され2死2,3塁と一打逆転のピンチを迎えましたが、土生を投飛に抑えて窮地を脱します。

好投を続ける誠を助けたい打線は8回裏、相手の3番手・今井に対し、2死から連続四球を選んで2人の走者が出ます。ここで6番・梅田がレフトへの適時二塁打を打ち、2人の走者が生還。貴重な追加点を挙げ3対0とリードを広げます。

終盤に心強い援護をもらった誠は、9回表もマウンドへ。1死からこの日初めての長打を浴びるも後続を打ち取り、3対0で勝利を収めました。

9回を1人で投げ抜いた誠は、87球、被安打5、奪三振3、与四球1、無失点。9イニングの内5イニングを1桁の球数で投げ終え、最も球数の多いイニングでもわずか14球と、リズミカルな省エネ投球を展開しました。来季の1軍定着に向け、大きな自信につながる完封勝利となっています!

誠投手・選手名鑑

坂田選手・選手名鑑