2021/12/15 (水)
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【新入団選手のスカウトに聞いた!第5弾】佐藤隼輔投手・川村啓真選手

来季からライオンズの一員になる新入団選手たち!彼らのことをファンの皆さまにより知っていただくために、担当スカウトの方々にインタビューを実施! 最後となる第五回の今回は、関東の大学出身の佐藤隼輔投手と川村啓真選手について、担当スカウトの竹下スカウトにインタビュー!
佐藤隼輔投手 (担当スカウト:竹下潤スカウト)
川村啓真選手 (担当スカウト:竹下潤スカウト)

文武両道の本格化左腕!佐藤隼輔投手!

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ドラフト会議では2位で指名された佐藤投手。
指名時にはファンの方も沸いた本格化左腕のことを担当スカウトの竹下スカウトに聞いた。

ドラフトのときは「驚いた!」

竹下スカウトは佐藤投手のことを「とにかく本格化左腕。」とすでに本格派であることを魅力として明かすように、最速152キロの直球やキレのあるチェンジアップ、そしてそれらをあやつる制球力がある佐藤隼輔投手。

「何年後かに先発ローテーションに入ってほしい」と入団後のビジョンを竹下スカウト。「国立大学出身で、ここ数年のコロナ禍での行動制限も重なって練習時間が限られることもあったと思うので、体力的部分がまだできていないかな。まずは体力を鍛えていってほしい」。

そんな佐藤選手がドラフトで指名されたときのことを「本当に残っていると思っていなかったから、うれしかったというよりも先に驚きました。縁がないんだろうなあと思っていたので。1位でほかがとらなかったのでどうかなあと思っていて、自分が担当している(佐藤)隼輔が指名されてうれしかった」と話してくれた。それぞれスカウトは各担当選手に強い想いがある。

ちなみにファーストネームで選手を呼ぶのは竹下スカウトのこだわり。選手のご両親には驚かれることもあるそう。

「ユニフォームを着ると強気でクレバー」

筑波大学に在籍している佐藤投手。竹下スカウトは「文武両道っていうから優しい子なのかな、と思っていたけど思ったより熱い子だった」と性格面を語る。
「普段は静かで寡黙なんだけど、ユニフォームを着ると強気でクレバーな感じ。紅白戦でも足を痛めてるのに『投げます』と投げたり、開幕戦で力を出そうとして脇腹を痛めちゃったり、スカウトも無理しなくていいよ、と思う試合でも9回まで完投したりね。スカウトからするとヒヤヒヤさせられましたよ(笑)」とエピソードも教えてくれた。
そのうえで、「少しうちの田村(伊知郎)に似てるかもね。彼も頭いいし、おっとりに見えるけどすごく熱い。そういうタイプかも」と考察してくれた。

今回、ドラフト1位で指名された隅田投手とは同い年で同じ左腕。SNSのメッセージ機能などを使って、隅田投手から佐藤投手に接触があったと竹下スカウトに報告があったそう。
また、佐藤投手は同じ首都大学リーグ出身の松本航投手とも面識があり、そのことも竹下スカウトと会話をしたそうだ。
ルーキー同士や他選手とのかかわりにも注目していきたい。

竹下スカウトから佐藤投手へ

プロの世界は注目されるなど含め、いろいろ厳しいこともありますが、隼輔ならやってくれると思っています。信じています!がんばってください。

佐藤隼輔投手・選手名鑑

「栗山選手のようになってくれたら」川村啓真選手

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育成4位で指名された川村啓真選手。
指名時の喜びを爆発させていたのが印象的な川村選手について、竹下スカウトが語った。

プレーが目に付く選手だった

「バッティングが魅力。守備走塁もバランスよく無難にこなすけど、打撃に関しては光るもの、ひいでたものがある」と川村選手について語るのは担当スカウトの竹下スカウト。川村選手は4年春に首位打者を獲得している。
支配下を目指すうえでも「育成から上を目指すには自分の顕著な強みを目指していくべきなので打撃。打ってなんぼだと思うので。彼のようなタイプは」と話した。

そんなバッティングと同じくらい評価しているのが負けん気の強さ。大学4年間川村選手を見ていくなかで「アピールをするんですよ。主審に「え、コレストライク?」って顔したり捕ったときに「捕った捕った!」みたいな」と強気な面を教えてくれた。竹下スカウトはでも、と続け、「でも、そういう子って目につくんですよ。野球人として自分を言えるっていうのはすごいことだなと思っていて。この世界でやっていけるなと感じた。」と高く評価をした。
また、そんな性格だからこそ「手がかかるかもしれないけど、チームでもかわいがられる存在になると思う」と笑顔で話してくれた。

ほしいなあ、と思っていた

竹下スカウトは「打撃に魅力を感じて、どんな投手が来ても全くぶれないプレースタイルも魅力的だったので、ほしいなあって思っていました。」とドラフトの日のことを語る。

無事指名された後も、「社会人に行けるような選手だから、ライオンズに来てくれるかな」と竹下スカウトも不安に思ったが、指名されたときの周りと盛り上がっている姿をみて、「喜んでいるし大丈夫だろう!」とすぐ思い直した。

大学4年間追いかけてきて、負けん気の強さややんちゃな性格を感じた竹下スカウトだが、将来は「本人は高校時代キャッチャーをやっているのもあって近藤選手(日本ハム)にあこがれているらしいけど、僕はすべての面で栗山選手のようになっていってほしい。性格は真逆なんだけど(笑)、プレイも佇まいも栗山選手のようになってほしいな」。

ファンからも愛され、結果も残し、選手からも尊敬される存在に川村選手がなる日を応援したい。

竹下スカウトから川村選手へ

1日でも早く2ケタになれるよう、がんばれ!

羽田投手担当スカウト:竹下潤スカウト

静岡県出身。2008年からライオンズのスカウトを務める。 スカウトの仕事は「自分が選手・サラリーマンと経験したからこそ、野球で飯食えるのはすごいこと。」

川村啓真選手・選手名鑑

2021年ドラフト指名選手担当スカウトインタビューページはこちら

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