春日部市(市長:石川良三)と株式会社西武ライオンズ(埼玉県所沢市、代表取締役社長:居郷 肇)は、5月1日(土)、西武ライオンズの地域コミュニティ活動「L-FRIENDS(エルフレンズ)」の活動の一環である「連携協力に関する基本協定」(春日部市呼称:包括的連携)を締結しました。
この締結により、春日部市は本日付けで西武ライオンズのフレンドリーシティになりました。
これは、春日部市および西武ライオンズが持つ資源を有効に活用し、協働して事業に取り組むことを通じて、地域社会の発展や住民福祉の向上などに寄与することを目的に行うもので、西武ライオンズとしては2015年3月に県内の自治体と締結を開始し、本件で55市町村目となりました。
この包括的連携協定は、民と官が、それぞれの強みを生かし、緊密な相互連携と協働を推進することにより、地域の活性化及び、市民サービスの向上を図ることを目的としております。
また、平成30年4月からスタートした「第2次春日部市総合振興計画」の基本目標を中心に、8つの分野において、連携協力し、本市の魅力発信や、地域のより一層の活性化につなげていくものでございます。
現在、本市においては、野球を始めとした、スポーツの振興による青少年の健全な育成や、市民の皆様の健康増進、地域コミュニティの発展はもとより、まちの将来像「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」の実現に向け、様々な政策に積極的に取り組んでいるところでございます。
本日の協定締結により、株式会社西武ライオンズさまから、今後、本市へ多岐にわたりご協力をいただけることを、大変心強く思っております。この協定の締結が双方にとって、そして、なにより、市民の皆さまにとって有意義なものとなりますよう、市といたしましても、最善を尽くしてまいりますので、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
「スポーツ振興」、「青少年の健全育成」、「地域振興」というフレンドリーシティの3つの大きな柱で春日部市と今後関係性を強めてまいります。具体的な活動内容といたしましては、ライオンズのOBが春日部市の小学校に訪問して交流を深めたり、野球教室などを予定しています。また、球団マスコットのレオ・ライナ、公式パフォーマー・ブルーレジェンズが幼稚園・保育園などを訪問して一緒に身体を動かすなど、春日部市全体の活性化にご協力できればと考えております。また春日部市の小学生の皆さんを埼玉西武ライオンズ主催の公式戦に抽選でご招待します。
ぜひ、たくさんの春日部市の皆さまにライオンズの応援にお越しいただければと思います。
春日部共栄高校出身者として、思い入れのある春日部市さんが、ライオンズのフレンドリーシティになっていただけることを心からうれしく思います。
私は、ライオンズに入団後、選手、コーチを経験し、現在は、球団本部チーム統括部 編成グループ国際業務チーフ 兼 企画室の職務についております。
高校時代、1993年の夏の甲子園に出場し、準優勝できたことは、今でも、鮮明に覚えています。また、2014年には、母校・春日部共栄高校の硬式野球部の臨時コーチに就任し、その年の夏の甲子園に出場できたことも、昨日のように思い出されます。
1番印象に残っているのは、春日部市に初めて足を踏み入れたときです。春日部共栄高校の練習会に参加し、専用グラウンドを見て素晴らしい環境だと思いました。活気のある練習をしていて、「ここで野球をやる」と決めた日です。
それは私にとって人生のターニングポイントでした。
連携協定を締結することで、小学校の体育授業支援では、ライオンズOBのアカデミーコーチが春日部市内の学校を訪問します。
元プロ野球選手の指導が受けられますので、ぜひ楽しみにしてほしいですし、野球だけではなく喜ぶことや挑戦することなど、なにか子どもたちにとってインスピレーションを感じ、
人生のターニングポイントになるきっかけになれば素晴らしいものだと思います。近い将来、春日部市から、ライオンズの選手が誕生することを楽しみにしています。