2018/12/08 (土)
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高木勇投手が2勝目を掴む!第3回オーストラリアレポート

オーストラリア武者修行も折り返し。齊藤大投手は11月29日~12月2日の4試合中3試合に登板し、連続無失点記録を伸ばしています。高木勇投手も3回目の先発登板で見事2勝目を掴むなど、それぞれのポジションで活躍を見せました!
しかし、2投手の試合後コメントには「もっとこうしたかった」という言葉が並んでおり、満足していない様子。どこまでも上を目指すふたりの挑戦は、まだまだ続いていきます!

11月29日 vs Geelong-Korea(L 1-3)

齊藤大投手(4番手) 1回 / 投球数14 / 被安打0 / 与四死球0 / 奪三振2 / 失点0

齊藤大投手が3者凡退の好投を見せるも、初戦は黒星スタート

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マウンド上の齊藤大投手

初回、相手チームが先制。4回に中前適時打で同点に追いつくも、直後の5回に2点を追加され、突き放されます。メルボルンは9回、無死から走者ふたりを出しますが後続を断たれ、5投手の継投は実りませんでした。4番手・齊藤大投手は8回を3者凡退(2三振)に抑え、4試合連続の無失点を記録しています!

齊藤大投手コメント

「8回2点ビハインドでしたが、しっかりとしたピッチングをすれば味方打線が点を取ってくれると思って投げました。ブルペンでの調子は今ひとつでしたが、マウンドに立つとそんなことは忘れていました。3人の左打者だったので、雰囲気を見ていると自然にスライダー中心の投球になりました。もう少しストレート投げたかったですね。」

清川栄治育成担当(次期二軍巡回投手コーチ)コメント

「本人は謙虚なのか、納得していない様子でしたが、心配なく見ることができています。第一打者の初球で、セーフティーバントの構えをされてもフォームを崩すことなくしっかりストライクが取れているし、不安な顔・仕草を見せずに投げているところがいいですね。内容的には三振をふたつ取りましたが、それよりも3人目の打者に、1-1のカウントから内角スクリューボールで詰まらせた投ゴロを評価したいと思います。投球術は読みと駆け引きが大切です。スライダー待ちの外角狙いでくる打者の"裏をかく"見事な配球でした。」

上本ブルペン捕手日記

「ジーロング韓国は、日本に近いアジアの野球してくるなぁ。スモールベースボールや!キャッチャー的には、ファウルファウルで粘ってくるし嫌な攻撃してきよるし~。明日はハヤトにやっつけてもらお。勝ちたいんや!みんなのええ顔が見たいしな~。あっ!それから、今ブルーベリーにはまってます!アントシアニンめっちゃええで!」

11月30日 vs Geelong-Korea(W 4-1)

高木勇投手(先発) 5回1/3 / 投球数78 / 被安打4 / 与四死球2 / 奪三振1 / 失点1(自責点1)
齊藤大投手(2番手) 2回2/3 / 投球数30 / 被安打2 / 与四死球0 / 奪三振4 / 失点0(自責点0)

先発の高木勇投手・好リリーフの齊藤大投手が7勝目に貢献!

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力投する高木勇投手

メルボルンは得意の速攻で初回に2点を先制し、主導権を握ります。6回にも本塁打が飛び出し、2点を追加。先発の高木勇投手は6回、二塁打と四球を許しマウンドを降ります。このピンチで齊藤大投手が登板すると、内野ゴロの1点のみに抑えます。高木勇投手は6回途中降板ながら2勝目、齊藤大投手はピンチをしのぐ好リリーフ!ともにメルボルン7勝目に貢献しました!

齊藤大投手コメント

「ピンチの登板でリードを保てたことは結果としてはよかったと思います。腕もよく振れていたし『抑えてやろう!』という気持ちは強く持てたと思います。ただ、ピンチでの左対左で三振が取れなかったのが少し心に残っていて…打ち取りはしましたが、得点は入ってしまったので。リリーフ投手として常に最高の結果を求めていきたいと思います。とにかく、連敗しなくてよかったです。」

高木勇投手コメント

「今日は『追い込んだら変化球!』がテーマ。結果、外角にしっかり投げられたので内角が有効になったと思います。何本かバットが折れていたと思いますよ。そういう意味では変化球を活かせたと思います。それと、投球フォームの緩急をいろいろ試したら、力の出し方にこれというポイントが見つかりました。収穫です!反対に悔しいのは、6回降板の引き金となった四球です。気持ちとフォームが一致した球だっただけに残念です。あの回は投げ切らないと…とにかく勝ててよかったです!」

清川栄治育成担当(次期二軍巡回投手コーチ)コメント

「3試合目の高木勇、テーマどおりまずまずの投球ができましたね。欲を言えば7回まで投げ切って欲しかったです…。前回の反省から一球ごとに、その意味と前後の球に繋がりを持たせ、1イニングずつ丁寧に投げました。全体的にテンポよく、フォームなどにも緩急もつけて相手打者をよく観察していたというのが今日の印象です。探求心を強く持ち、よくやっていますね。投球フォームの見直しにも積極的で、私や上本にもスマホの写真・動画撮りを頼んでくるぐらいですから…あと3~4試合の中で2019年版の高木勇を完成してもらいたいです。
齊藤大は、どのような試合展開でもしっかりとした準備ができています。左右の打者に対しても特別な苦手意識はなく、ここまでの5試合は目の前の打者を打ち取ることだけを考えています。今日の登板においても左打者のスイングを大きく崩せているのが現在好調の証。三振を取る意識が上がってきたので、そのためにはどうするべきか?を実戦していくこと!8回先頭の左打者に与えた死球、無駄な四死球をなくしていけば信頼されるリリーバーになれると思います。少しずつですが、志を高く持てるようになってきたかな?と思っています。」

上本ブルペン捕手日記

「今日はふたりとも勝利に貢献できてホンマに嬉しいわ!チームのみんなもごっつぅ喜んでくれててそれを見て、また嬉しい!チームメイトはええ奴ばっかりで雰囲気がええねん。英語を教えてもろてブルペンでも話しするし…ピッチャーはみんな若い20代ばっかりでオレは30代後半、英語で『敬えよ!』って言うたった!」

12月1日 vs Geelong-Korea(W 18-12)

齊藤大投手(7番手) 1回2/3 / 投球数32 / 被安打1 / 与四死球1 / 奪三振1 / 失点0

齊藤大投手が連続無失点記録を更新中!

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試合を見ながら話すふたり

初回に本塁打と二塁打で2点を先制するも、2回に本塁打、3回に失策と連打で4点を奪われます。その裏、メルボルンが適時打と3点本塁打で逆転に成功。
その後、5回以降も本塁打が飛び出し乱打戦となるも、18対12でメルボルンがシーソーゲームを制しました!7番手・齊藤大は3連続での登板となり、6試合連続無失点を記録しています!

齊藤大投手コメント

「今日はまさかの展開になって、ひょっとしたら出番あるかな?と思っていました。が、6点差走者1塁?まさか…『そ~かぁやっぱり!』って感じでした。投げることには全く抵抗はなかったです。ただ、腕が思ったより振れず球が走りませんでした。三振を取りにいってはいるんですが、前に飛ばされてしまって…。でも、勝ち試合に使ってもらっていることに感謝していますし、リリーフはたくさん試合で投げてこそ存在感があると思っています。明日も投げるつもりでがんばります。」

清川栄治育成担当(次期二軍巡回投手コーチ)コメント

「今季初の3日連続・3連投。しかも、1回・2回2/3・1回2/3でイニングまたぎを入れると3日間で6イニングス投げた計算。よく投げました。本来、投げるスタミナはひとよりあるタイプ。どんどん投げていた方が気持ちが落ち着くんじゃないかな。オーストラリアに来た目的は、日本ではできないこと、できなかったことに挑戦すること。いい投手になるには、投げて覚える!場数を踏んで覚えることだと思います。名を成す投手はみんなそうやってきたんです。(齊藤)大将には、そうなってもらいたいですね。」

12月2日 vs Geelong-Korea(W 11-1)

2選手とも出場なし

今週のオフショット

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現地のこどもと触れ合う高木勇投手
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味付けに失敗?

次回のレポートもお楽しみに!

齊藤大投手・選手名鑑

高木勇投手・選手名鑑

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