

vs千葉ロッテ 第10回戦
マリーンズとのカード2戦目は、引き離される度に追い上げる展開に。粘りの攻撃で、9回には浅村の適時打で3点差を1点差に縮めますが、惜しくも及ばず6対7で敗れました。追い上げを見せた攻撃陣の活躍を振り返ります。
0対2で迎えた4回裏。相手先発のイ・デウンに4番・中村が対峙します。沈み切らない変化球をすくい上げ、滞空時間の長い打球に。そのままバックスクリーンに飛び込み、10号ソロ本塁打となります。チームでいち早く2桁本塁打に到達し、主砲らしい活躍を演じています。
1対3とリードを広げられた直後の6回裏には、制球の乱れてきたイ・デウンをじっくり攻めて1死満塁とし、打席には6番・森。外角の直球を逆らわずに流し打ちした打球は、ライナーとなって左翼フェンスまで転がります。2人の走者がかえり、同点に追いつきます。「満塁の大チャンスだったので、積極的にいこうと決めていました。その結果がタイムリーになって良かったです」と話した森。2試合安打が出ていませんでしたが、勝負強さを発揮しました。
森は3対6で迎えた8回裏にも、相手投手のカルロス・ロサからバックスクリーンに飛び込む9号ソロ本塁打を放ち、ここでも反撃を展開。「まっすぐに絞っていました」という読みが当たり、逆転に向けて集中する姿を見せました。
明日はカード勝ち越しをかけ、ルブランがマウンドへ。打たせて取る投球でマリーンズ打線を翻弄しましょう。
田邊監督コメント
(あと1点に泣いた試合に)
7回がポイントだったな。でもその前にできれば勝ち越したかったんだけれど、それができずに7回に先頭バッターを出した。野上を続投させるかどうか悩んで、バスケスで力で抑えようとしたんだけれど、それが…こちらのミスだったかな。
(バスケスの調子について)
あそこは9番の打者でバスケスを当てたんだけれど、フォアボールだった。ちょっと痛かったな。野上も病み上がりで、状態を考慮して、迷ってバスケスにしたのが今回は裏目にでたね。
(最後まで諦めない姿勢について)
簡単に終わらないという野手の姿勢がまた明日につながってくれると思うので、明日また勝ち越しを目指して全力で行きます。