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2013.09.25 WED
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vs楽天 第21回戦

連夜の、そしてホームでの対イーグルス4戦連続となるサヨナラ勝ち。今季最高潮の熱気がスタンドを包んだ裏には、危険球を受けてベンチへ下がった栗山への思いがありました。

初回に相手先発・ハウザーの直球が栗山の後頭部に直撃。両軍の選手たちがグラウンドに集まる一触即発の雰囲気の中、栗山が大事を取って退きます。キャプテンの無念を晴らすためにも負けられない戦いに、微妙な判定では渡辺監督もヒートアップするなど、総力を挙げての反撃を展開しました。 獅子たちが見せた一連の執念を振り返りましょう。

0対2で迎えた5回表途中に2死1,3塁の場面を切り抜けていた2番手・高橋は、6回表もマウンドへ。ここで3者連続三振を奪う完璧な投球を展開します。

すると、高橋の好投で流れを受けた打線が、直後の6回裏につながります。この回から登板したばかりの3番手・小山伸から昨日のヒーロー・ヘルマンが左中間を破る三塁打を放つと、2番・片岡がすかさず適時打を放ち1点差に。チームメートの反撃に、栗山も大きな声でベンチから声援を送ります。

7回表には微妙な判定に渡辺監督も抗議に出るなど、緊迫感漂う中1死1,3塁のピンチを迎えます。しかし、ここでマウンドに上がった3番手・涌井がジョーンズを空振り三振に仕留めると、続く場面では捕手・炭谷の矢のような送球で、飛び出した1塁走者を刺す好プレー。相手に勝る集中力で追撃を防ぎます。

7回裏には鬼崎が逆転本塁打かという大飛球を右翼ポール際へ放つも、判定はファウルに。勢いが途切れたかと思われましたが、続く8回表を続投の涌井が3人で片付けると、再び流れがやってきます。8回裏に片岡が安打で出塁し、続くピンチバンターの渡辺直が犠打を決めチャンスメーク。ここで今日、打者走者と接触し一度治療を受けている浅村が、右翼線を破る適時二塁打を放ちついに同点に。昨夜と同じく8回に苦境を突破します。

そして9回裏。相手投手・加藤大に対し2死2塁とすると、片岡が変化球をすくい上げた打球は、ファンの大歓声が沸き起こる左翼席へ。サヨナラの3号2点本塁打となりました。スタンドの歓喜をかみしめるようにゆっくりダイヤモンドをまわる片岡は、ホームで手荒い祝福を受け満面の笑顔を見せました。

今日の試合で3位・ホークスが敗れ、その差はついに1ゲーム。手の届くところまでとらえました。そして2位・マリーンズも敗れたため、イーグルスの優勝マジックは2となっています。明日はルーキー・増田がプロ初先発のマウンドへ上がります。新たな領域に挑む若獅子が目の前での胴上げを阻止するべく、強い気持ちでマウンドへ上がります!

ヒーローインタビューは、サヨナラホームランの片岡選手です!

-最後、素晴らしいホームランでした!

(片岡)やりました!

-あの場面はヒットでもサヨナラなんですが、ホームランで決めるところがさすが片岡選手です!

(片岡)やりました!!

-気持ち良さそうに打球を見つめていましたけれど、打った手応えはいかがでしたか?

(片岡)良い感触だったので外野の頭を越えると思ったんですけど、みんなの声援でスタンドに入ることができました!

-その余韻を確かめるかのように、ダイヤモンドをゆっくり一周してましたね?

(片岡)声援が心地よかったです!

-これで2試合連続サヨナラゲームですよ!

(片岡)このままいっちゃいたいと思います!

-ぜひ、このままいってほしいです。この4連勝、本当に投打がガッチリかみ合ってますけど、チームのムードはいかがでしょう?

(片岡)負けられないのは分かってますんで、みんな必死にやってる結果がこういう終盤の粘りであり、勝ちにつながっていると思うので。今後も頑張っていきたいと思います。

-ケガから戻ってきて、本当に素晴らしい活躍です。

(片岡)はい、ありがとうございます!

-今着ているTシャツはなんでしょうか?

(片岡)着せられました(笑)

-もうシーズン終盤。「総力戦だ!」と胸に書いてありますけれども。

(片岡)チーム一丸となって、戦っていきたいと思います。

-ではチームを代表して、ライオンズファンにメッセージをお願いします。

(片岡)え~本日は、お足元の悪い中、そして……お足元の悪い中(笑) わたくし、片岡のためにお集まりいただきありがとうございます。また明日も応援よろしくお願いします!

渡辺監督コメント

先に点は取られたけれど、昨日と同様に何とか終盤の勝負に持ち込んだ。最後は、本当に何とかみんなでつないで、ヤス(片岡)が勝負強いところを見せてくれた。戻ってきたなと思った。

(投手陣について)
今は、競り合いになったら絶対に負けないという相乗効果が投手陣みんな分かっているし、そのつもりでマウンドに上がっている。投手陣の方もつなぎつなぎで最後までやっていきたい。

一戦一戦、勝つために最大の努力をしますし、一戦一戦がトーナメントのつもりでみんな戦ってると思う。何とか集中力を切らさず、残り試合しっかりやっていきたい。

ここのところ、競り合いの中で勝っているけれど、そういうタフなゲームがこれから多くなると思う。簡単に勝てるゲームなんてもうないと思っている。とにかくしっかりつないで、チャンスに結果が出るよう、みんなそのつもりでやってくれている。その結果が今こういう状態になっている。

また明日から一戦一戦やっていきたい。

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