試合情報

千葉で行われた「ライバルシリーズ」第2ラウンド初戦。前回埼玉では3戦全勝を果たしましたが、敵地でもその勢いは変わらず猛打を爆発させ、8対0で快勝。カード初戦を制して勝率を5割に戻しました。この一戦で復帰を果たした中村が、ブランクを感じさせない活躍を見せています。

チーム、そしてファンも待ちに待った中村の戦線復帰。すぐに6番･指名打者で先発出場となった中村は、2回表に1死2塁の場面で今季初打席へ向かいます。ファンの大きな声援を受けて勝負に出向きましたが、ここは空振り三振に倒れました。それでも、後を受けた打者たちが奮起。相手先発･グライシンガーから7番･秋山と9番･鬼崎が適時打を放ち、2点を先制します。秋山が「中村さんの後なので相手は簡単にアウトを取りに来たと思う」と振り返るように、中村の存在感が引き寄せた先制攻撃となりました。

もちろん、中村自身も快音のないままでは終われません。続く3回表に2死1,3塁で迎えた第2打席。初球の甘く入った変化球を見逃さずに引っ張り、鋭い打球が三遊間を破る適時打としました。復帰初戦での今季初安打初打点に「ありがとうございます」と口にした中村。自身を待っていてくれたチームメート、そしてファンへの謝意がこめられていたのかもしれません。1塁ベース上では初披露となる「WIN WIN」を、動作を確かめるように見せてチームを盛り上げました。正念場が続く9月の戦いで、恩返しとなる活躍を見せていきましょう。

先発登板し、7月26日以来となる6勝目をマークした牧田の投球も振り返りましょう。初回に2死から満塁のピンチを招きますが、ここで慌てることなく角中のタイミングを外して打ち取ります。

この後打線の援護を受けてから、快投を演じます。6対0で迎えた3回裏はこの試合初めての3者凡退に抑えると、その後もテンポよく打たせて取る持ち味を発揮。試合後半も走者を出すものの危なげない投球を展開し、7回まで投げて無失点に抑えたところで降板。見事な投球で久しぶりの白星を手にしています。その牧田をリードした捕手･炭谷も4月13日以来の3安打猛打賞、さらには3打点と、バッテリーの活躍が光る試合でもありました。

明日も埼玉の力を見せつけ、再び貯金生活へと突入しましょう!

-おめでとうございます。

(牧田)ありがとうございます!

-7月26日以来の勝利、7回無失点。1回には満塁のピンチもありましたがナイスピッチングでした。

(牧田)粘り強く投げることだけを考えていたので、結果ゼロで抑えて良かったなと思います。

-6週間ぶりの勝利ですが、いかがですか?

(牧田)結構チームに迷惑をかけているので、何とか勝ちたいということで今日は気合いを入れて投げました。

-そして、今日は中村選手の復帰で、打線の大量援護がありました。

(牧田)序盤に点を取ってくれたので、非常に投げやすかったです。

-早速、中村選手の効果がありましたね。

(牧田)打線に厚みが出たと思うので、その辺で良かったかなと思います。

-チームの嫌な流れをストップできました。

(牧田)岸とか十亀とか、先発陣がいいピッチングをしているので、自分もしっかりと役割をやろうということでこういう結果になりました。

-それでは、次の登板に向けての意気込みをお願いします。

(牧田)今日以上のピッチングをできるように、またチームに勝ちがつくように頑張っていきたいと思います!

-ありがとうございました。

(牧田)ありがとうございました!

大量点は久しぶりだね。
下位打線が機能するとこういう展開になる。

おかわり(中村)が入っていい形になった。おかわり(中村)効果があったね。

今日は秋山、銀仁朗(炭谷)が打ったことで久しぶりにいい展開になった。
牧田も久しぶりに楽な形で投げることが出来たんじゃないかな。

おかわり(中村)はこれからだよ。徐々に徐々に。今日は1本出て良かった。ホームランが出たらもっと良かったけど、居るだけで雰囲気があるね。