vs横浜DeNA 第1回戦
今日から交流戦がスタート。ベイスターズを相手に中村が先制弾を放つも、終盤に追い付かれる嫌な展開。しかし、それを払拭したのが再び中村でした。追い付かれた直後に再び本塁打を放って勝ち越し。3対1で勝利となりました。
今日はライオンズに欠かせない主砲・中村が目覚めを感じさせる活躍。本人だけでなく、チームやファンにとっても待望の一発でした。
0対0で迎えた2回表。この回先頭の中村が相手先発・ジオの直球を捉えると、中村は確信するように打球の行方を見ながら1塁へ。飛球は左中間スタンドに飛び込む2号ソロ本塁打に。4月1日以来となる一撃に「久しぶりの良い感触だった」と話します。
今日の中村はこれにとどまりません。1対1と同点に追い付かれて迎えた8回表に、無死1塁で打席に入った中村。相手の2番手・加賀のストライクを取りにきた直球を振り抜くと、「3ボールからだったのですが、思い切りいきました」と振り返る当たりは、高々と上がる打球となってセンターフェンスを越える3号2点本塁打に。今日2本目の本塁打は、3対1と勝ち越して勝利へ導く貴重な一発となりました。
中村の復調は、これからライオンズが上昇していくためには欠かせない要素です。明日の試合でも大きな当たりを飛ばし、チームに勢いを付けてもらいましょう。
先発の牧田はベイスターズとは初対戦。初回から制球が定まらず、2死満塁と苦しい立ち上がりになります。しかし、このピンチを脱すると、続く2回裏には無死1塁の場面でけん制球を送って走者を刺します。この後は徐々に自身のペースに持っていく牧田。緩急で相手を翻弄し、4回裏と6回裏にはそれぞれ2つずつの三振を奪いました。
快投を続けていた牧田でしたが、7回裏開始前の投球練習でアクシデントが起こり、無念の降板。しかし、6回を投げて99球、被安打4、奪三振7、与四死球3、無失点と素晴らしい内容。勝利は救援登板して来日初勝利となったウィリアムスに譲ったものの、接戦で力投を見せてくれました。
これで連勝を3に伸ばし、勢いに乗って交流戦に入ることができました。明日もベイスターズを下し、交流戦を連勝スタートといきましょう!
今日のヒーローは見事な2本のホームラン、中村剛也選手です!
-ナイスバッティングでした。
(中村)ありがとうございます。
-とにかく、たくさんのライオンズファンが中村さんの大きな当たりを首を長くして待っていました。
(中村)そうだと思います。僕もずっと打てなくてチームに迷惑を掛けて、何とか打ちたいなと思っていました。
-中村選手はいつも大きな当たりを期待されます。なかなか一本が出ない、苦しい時期もあったのではないでしょうか?
(中村)4番を打たせてもらっているので、そういうバッターが打たないと、なかなか勝てないと思います。これからどんどん打てるように頑張りたいです。
-1本目のホームラン、滞空時間の長い中村選手らしいホームランでした。
(中村)久しぶりすぎて大振りしてしまったのですが、良い感触でした。
-2本目のホームランは追い付かれた直後。走者が一人いる状況でしたが、どういったことを考えてバッターボックスに入られたのでしょうか?
(中村)カウントも3-0で有利な状況だったので、とりあえずストライクが来たら思い切り振ろうと思っていました。
-その結果がバックスクリーンでした。
(中村)それは良かったなと思います。
-中村選手は去年もこの横浜スタジアムで大きなホームランを打ちました。一昨年も2本のホームランを打ちました。相性が良いですね。
(中村)そればかりは分からないので、また明日も打てるように頑張ります。
-今日の2本のホームランで中村選手にとって気分的にも変わってくる部分もあるのではないでしょうか?
(中村)変わらないといけないと思うので、明日もまた頑張ります。
-また素晴らしいバッティングを期待しています。
(中村)頑張ります。
渡辺監督コメント
中村は長いトンネルをやっと抜けた感じがするね。
状態も上がってきているし、練習中から良かった。
予想はしていたけどね。
4番の仕事をしてくれたと思う。
ウィリアムスは7回途中からだったけど、8回・9回は状態の良いピッチャーでいこうと決めていた。
今日は交流戦の初戦だし、負けたくなかった。