試合情報

前日はエース･涌井の好投で連勝し、ついに優勝へのマジック8が点灯。今日は約1か月ぶりの勝利を目指す帆足を先発マウンドに送り込み、同一カード3連勝で優勝に向けて少しでも近づきたいところです。

その帆足は初回、福浦の2点適時二塁打でいきなり先制される立ち上がりとなりますが、打線はその裏、マリーンズ先発･ペンから1番･片岡が四球で出塁後すかさず盗塁成功。2番･栗山の中前適時打で1点を返し、なおも1死1,2塁から5番･中村が左翼席へ弾丸ライナーで運ぶ20号3点本塁打を放って4対2。電光石火の逆転劇で試合をひっくり返します。

2回には2死から1番･片岡が中前安打で出塁。その後再び得点圏に進むと、栗山の2打席連続となる中前適時打で1点を追加。5対2とリードを広げます。

帆足は3回も福浦に適時二塁打を打たれ5対3とされますが、再び打線が援護。その裏、4番･フェルナンデス、6番･高山の安打などで2死1,2塁とすると、8番･阿部の中前適時打で6対3。4回には帆足がこの試合初めて3者凡退で封じ、直後の攻撃でマリーンズ2番手･小野を攻め安打と2つの四球などで2死満塁とします。ここで打席に入った高山が「迷い無く思いきりいった」という10号満塁本塁打を左翼席へ運び、10対3。2ケタ到達、満塁はともに自身初となる一発で一気に引き離します。

これで落ち着いた帆足は5回以降、相手をわずか1安打に封じる好投を見せ、相手打線に付け入る隙を与えません。

すると7回、この回安打で出塁した先頭の高山を1塁に置き、「みんなに乗り遅れないようにドンドン振っていこうと思った」という7番･大島が右翼ポール直撃の2号2点本塁打を放ち12対3。さらに8回には1死1,3塁から代打･平尾の2点適時二塁打が飛び出し、14対3と試合の大勢を決めます。

最終回は2番手･長田がキッチリと3人で仕留め試合終了。前回の千葉マリンでの同一カード3連敗の借りを返すように、本拠地で同一カード3連勝を挙げて優勝へのマジックは7となり、先発･帆足も8回104球を投げ被安打7、奪三振5、与四球1、失点3。今季11勝目を挙げました。

昨日に続き先制を許しながらもすかさず逆転し、その後は終始圧倒する試合展開で圧勝。敵地･大阪に乗り込むバファローズ3連戦もこの勢いで勝ち抜き、優勝に向けて一気に突き進みましょう!

-まずは満塁ホームランの高山選手です。ナイスバッティングでした。

(高山)ありがとうございます。

-昨日今日と連続のお立ち台。実に勝負強いですね。

(高山)そんなことないです。一生懸命やっている結果だと思います。

-満塁ホームランの場面を振り返っていただきたいのですが、中村選手が敬遠気味のフォアボールで歩いた後のバッターボックスでした。

(高山)バッターボックスに行く前に、中村が繋ぎますと言ってくれて、そこで燃えました。

-打ったときの手応えはいかがでしたか？

(高山)ど完璧です!!

-プロに入ってから満塁ホームランを打ったのは？

(高山)初です!!

-そしてこのホームランが今シーズン10本目のホームランになりました。ご自身で2桁ホームランというのは？

(高山)初です！

-そして今日は4安打。この1試合4安打というのは？

(高山)初です。

-高山さんにとって記録づくしの1日になりましたね。

(高山)そうですね。それよりも同期の大島と11年やってきて、アベックホームランを打てたというのが一番嬉しいです。

-これでライオンズの優勝マジックが1つ減って7になりました。次に向けて最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

(高山)今日もみなさん、応援ありがとうございました。これからもどんどん所沢音頭のリズムに乗って打ちまくりたいと思います。よろしくお願いします。

-続いては7回に2ランホームランを放った大島選手です。

(大島)はい。

-ライトポール際、切れるか切れないかという当たりでした。

(大島)その1球前もファールだったので、ポールに当たってくれと願っていました。

-西武ドームでは、今シーズン初ホームランですね。

(大島)初ホームランです。

-今のお気持ちはいかがですか？

(大島)僕の場合、途中から出て、ちょっとどさくさみたいなところがありましたが、自分にとっては嬉しい1本になりました。

-先ほど高山選手のお話にありましたが、同期の高山選手とのアベックホームランはいかがでしょうか？

(大島)この前Kスタ宮城で高山選手とアベックホームランを打ったんですけど、高山選手は覚えていないと思います。今季2度目です。

-これからも高山選手と2人でどんどんホームランの量産をお願いします。

(大島)チームの力になれるように頑張ります。

-続きまして、今日も大活躍、猛打賞の栗山選手です。

(栗山)ありがとうございます。

-今日は初回から良いヒットが出ましたね。

(栗山)良いヒットが出ましたね。

-センター中心のバッティングが続いていますが、この辺りは意識していますか？

(栗山)今日は特に意識していなかったんですけど、走塁ミスをしてしまいまして、僕の打点を1つフェルナンデス選手にあげたいです。

-今日はライオンズ打線が大爆発。18安打14得点。勢いはいかがでしょうか？

(栗山)良い雰囲気で戦えていると思いますし、たくさんのファンの方に応援してもらっているので、しょうもないゲームはできなかったですし、今日は良いゲームができたと思います。

-今日はマジック点灯後初めてのゲームでしたが、選手達も気合いが入ってましたか？

(栗山)気合いが入ってますね。

-これでマジックが1つ減って7になりました。

(栗山)残り少ないですけどまだまだ試合はあるので、マジックは気にしないで1つ1つしっかり勝っていければいいと思います。

-これから大阪、福岡と遠征が続きます。しばらく西武ドームを空けますけど、ファンの方にメッセージをお願いします。

(栗山)次の23日が西武ドーム最後の試合になりますが、そこで皆さんに良い報告が出来るように頑張ってきます。応援よろしくお願いします。

-最後は逆転3ランの中村選手です!!

(中村)ありがとうございます。

-素晴らしいホームランでしたね。

(中村)そうですね。栗山が走塁ミスをした後だったので良かったです。

-打った瞬間は弾丸ライナーで低い当たりでしたが、手応えはいかがでしたか？

(中村)フェンスに当たるかなと思ったんですけど、入ってくれて良かったです。

-中村選手の一発が打線に火をつけました。

(中村)そうなってよかったです。

-ここのところホームランが増えてきましたが、量産体制に入ったと見ていいでしょうか？

(中村)どうですかね？これからも打っていきたいと思います。

-最後にファンの皆さんに4人を代表して熱いメッセージをお願いします。

(中村)優勝目指して頑張ります!!

序盤少しボールが高かったので、帆足は、ばたついたところもありましたけど、味方の大量点に守られて、途中からは本来の帆足に戻ってうまく打ちとってくれました。

なるべく先に点をやらない形が理想ですが、先制されても今は逆転するチーム力があるので、慌てずに攻略出来ました。

打線の状態が全体的に上がっているので、良い形でランナーが貯まったところで、しっかり結果を出せていると思います。

9月に入ってから、チームがひとつになった力が出てきているので、これからの大事なゲーム1つ1つ勝っていきたいと思います。