

vs 福岡ソフトバンク 第14回戦
首位攻防戦の初戦を落としてしまった昨夜のゲーム。この流れを払拭するためにも2連勝で前半戦を終えたいところです。今日もライオンズ・クラシック 2010のユニフォームを身にまとい、試合に臨みます。先発マウンドには地元・福岡の舞台で今季先発初勝利を目指す野上が上がりました。
野上を援護するためにも早めに先制点を奪いたい打線でしたが、4回までホークス先発・杉内に1安打に封じられてしまい、チャンスを生み出すことができません。
援護を待つ野上は3回、連打で1死2,3塁とされてピンチを招きますが、力強いボールを投げ込んで後続を打ち取り、無失点にしのぎます。序盤は両投手が展開する、緊迫した投手戦となります。
渡辺監督も「今季一番だった」と振り返る力投を続けていた野上でしたが、5回、先頭の松田を味方の失策が絡むなどして出塁させ、その後得点圏に走者を進められると、田上に適時打を放たれて0対1。試合の均衡を破られてしまいます。
野上は6回にも無死1塁とされますが、ホークスの主軸に対して動じない投球を見せて無失点。勝利への執念を見せつけます。
7回、2死から4番・中島が記念すべき自身通算1000本安打目を右前に放ちますが、後続が倒れて得点には至らず。その裏、松田に今季10号ソロ本塁打を浴びて0対2とされると、流れを変えたいライオンズは両チームに在籍経験のある工藤を移籍後初のマウンドに送ります。この日最大の歓声が両チームのファンから送られ、工藤は無失点に抑えて追加点を与えません。
打線はその後も決め手を欠き、最終回のマウンドにも上がった杉内に3者凡退に封じられてしまい試合終了。最後まで杉内をとらえることができず、すべて単打に抑えられて、2塁すら踏むことができず完封負けを喫しました。
しかし負けはしたものの、中島の1000本安打達成、さらに工藤が自身の持つ実働年数の日本記録を29年に更新するなど、それぞれが節目の記録達成を果たしました。
明日は前半戦最終戦。先発のマウンドには前回登板で自身プロ入り初の完封勝利を挙げた平野が上がります。今夜の完封負けの借りを返すかのごとく、打線が相手先発・小椋をとらえ、連敗をストップして前半戦最終戦を締めくくりましょう!!
渡辺監督コメント
野上は今季一番だったね。ストライク先行で攻めていた。あのくらいのピッチングができればいいね。
相手の杉内も良かったが、先制点を取られたので流れが良くなかった。向こうに点が入った後のうちの攻撃がポイントだったんだけどね。
工藤さんは良かったと思います。変化球もストレートも良く、これから期待できるね。