

vs福岡ソフトバンク 第14回戦
2位・ホークスとの直接対決初戦に敗れ、縮めたいゲーム差を広げられてしまったライオンズ。上位追撃のために負けられない大事なこの試合、ライオンズは先発のマウンドに岸を送りました。
その岸に対し、打線が昨日の悔しさを晴らすかのように初回から猛打を炸裂させます。先頭の片岡がホークス先発のホールトンから中前安打で出塁すると、すかさず3年連続となる30盗塁目を記録。続く2番・栗山が中前適時打を放ち、電光石火で1点を先制します。なおも死球などで1死1,2塁とし、5番・後藤が左翼席上段へ今季第3号3点本塁打を放ち、4対0。いきなり4点を奪います。
序盤から打線の援護に恵まれた岸は、緩急をつけた投球でホークスの攻撃を丁寧に打ち取っていきます。5回には連打を許してこの試合初めて得点圏に走者を背負いますが、動じることなく後続を封じ、反撃を許しません。
すると5回裏、打線が岸の好投に応えます。先頭の栗山が左前安打を放つと、続く3番・中島が左中間への適時二塁打を放ち、5対0。さらに4番・中村がセンターへ第34号2点本塁打を運び、7対0と一気にホークスを突き放します。
直後の6回、岸が先頭の川崎に3号ソロ本塁打を浴びて1点を返されますが、なおも攻撃の手を緩めない打線は、ここぞとばかりにホークス投手陣を打ち砕きます。6回裏、1死1,2塁から栗山が今日猛打賞となる右前適時打を放ち、8対1。さらに中島の投直が相手の失策を誘い、9対1とします。
さらに7回、ホークス3番手・大場に対し、1死1塁から8番・銀仁朗が左中間を破る適時二塁打を放ち、10対1。7月3日以来となる2ケタ得点を達成すると、2番手・松永が1点を返され10対2で迎えた8回裏には、今日4安打目を放った栗山を1塁に置いて代打・上本が右翼席中段へ叩き込む今季第3号代打2点本塁打を放ち、12対2。完全に試合の大勢を決めました。
最終回に3番手・藤田が2死から1点を失いますが、これも試合の流れを変えるには至らず、12対3で試合終了。先発の岸は7回を投げて127球、被安打4、奪三振6、与四球2、失点1という内容で、今季11勝目を記録しました。
投げては岸が先発の役割をキッチリ果たし、打線も15安打で12得点と、投打がこれ以上ない形でかみ合っての完勝を収めたライオンズ。明日も投打でホークスを圧倒して勝ち越しを果たし、上位追撃体勢に入っていきましょう!
今日のヒーローは栗山選手と後藤選手です!!


-まずは第3号3ランの後藤選手です。ナイスホームランでした!!
(後藤)ありがとうございます。
-素晴らしい当たりでした。打った瞬間の手応えはどうでした?
(後藤)充分です!!
-あの打席はどんな思いで打席に入ったんですか?
(後藤)チャンスでまわってきたので、流れを止めないようにヒットを打とうと必死でした。
-あのホームランで一気に流れがライオンズに傾きましたよね?
(後藤)そうですね。初回に4点を取れたというのは凄い有利になるので良かったです。
-今週2回目のお立ち台ですよ。
(後藤)特に意識はしてません。
-1ヶ月で何回目か覚えてますか?
(後藤)4回目ですか?
-そうです。1ヶ月で4回目のヒーローインタビューです。
(後藤)出来すぎです。
-月間お立ち台大賞と言っていいでしょうか?
(後藤)そう呼んでください。
-それではファンのみなさんに一言お願いします。
(後藤)まだまだ大事な試合が続きますけど、一生懸命頑張りますので声を張り上げて応援してください。よろしくお願いします。
-続いて今日4安打、2本のタイムリーを放った栗山選手です。ナイスバッティングでした。
(栗山)ありがとうございます。
-今日は本当に気合いが入ってました。どんな思いで試合に臨みましたか?
(栗山)昨日良い場面で打てなかったので、今日はその分までやり返したいなと思っていて気合いが入ってました。
-先制のタイムリーでは、先制パンチが効きましたね。
(栗山)タイムリーというよりは走者を何とか進めようと思っていたので、結果としてタイムリーで良かったです。
-今日は盗塁も2つ、足を絡めた攻撃も見事でしたね。
(栗山)普段はそんなに走れることが無いので、良いスタートが切れて2盗塁できて良かったです。
-スタンドのみなさんに一言お願いします。
(栗山)明日も厳しい戦いになると思いますけど、優勝を目指して一つでも多く上のチームを叩いて上に行きたいと思うので、明日も応援よろしくお願いします。