8月9日(土)・21日(木)の両日、西武第二球場室内練習場にて「8月指導者講習会」が開催されました。
残暑が厳しい中、野球指導に携わる方に多数ご参加いただき、福島孝二校長(ファームディレクター)をはじめとする、ライオンズ2軍スタッフによるコーチング指導を受けました。
講師は、トレーニング部門で坂元忍コーチ、投手部門で石井丈裕コーチ、捕手部門で大井久士コーチ、犬伏稔昌チームスタッフ、内野守備部門で田辺徳雄コーチ、外野守備・走塁部門で河田雄祐コーチ、打撃部門で片平晋作2軍監督、森博幸コーチが務めました。
9日(土)は、キャッチャーフライを体験していただこうと田辺・河田両コーチによるノックがありました。
参加された皆様は、大粒の汗を流しながら必死にボールを追いかけて、捕球しておりました。
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内野守備部門では、田辺コーチから打球に対して「ゴロはしっかりと足を動かしてボールを捕りにいくこと、しっかりボールを掴むこと、捕球してからしっかり左足に体重をもっていくこと。」と注意点についての指導がありました。
また、片平監督より「ボールがバットに当たった瞬間と最初のバウンドを子供たちに意識させて指導してあげてください。」と説明がありました。
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外野守備部門を担当した河田コーチからは、「打球に対して自分から迎えにいかないこと、手首・肘・肩を柔らかく使うこと、ゴロは、軸足からあまり離れない範囲で捕球すること。」といった指導がありました。
走塁部門では、河田コーチが模範となりプロのリード位置を説明すると、参加された皆様は、とても驚きの表情でたいへんびっくりしていました。
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打撃編では、森コーチから「指導者も子供たちから尊敬してもらえるようなかっこいいスイングを身につけましょう。」と挨拶からはじまり、ポイントとして「トップをしっかり作ってスイングすること。」と説明がありました。
片平2軍監督・森コーチが巡回して一人ひとり身振り手振りで丁寧にアドバイスを送っていました。
スタンドを使用したティーバッティングでは、野球少年のように真剣にバットを振り、乾いた打球音が室内練習場に響き渡り、上手にボールを捉えておりました。
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21日(木)は坂元コーチから各年代別でのトレーニング法の提案があり、子供たちへの練習量も考えながら行ない、必ずトレーニング後は「柔軟体操とストレッチをする習慣を身につけてください。」との説明がありました。
また、選手も普段の練習に取り入れている「ラダートレーニング」を使い、参加された皆さまが慣れないステップで実践されていました。
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投手部門では、石井丈コーチが実際にキャッチャー相手に模範投球をいたしました。
ワインドアップ・ノーワインドアップ・セットポジションとすべてのケースでの投球を披露し、現役時代を彷彿させる伸びのあるストレートと伝家の宝刀スライダーを投げて心地よいミット音が室内に響き渡りました。
参加者の皆さまの驚きの表情が印象的であり、最後には拍手が沸き起こりました。
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捕手部門は、大井コーチよりボールに対しての捕球姿勢、捕球してから投球動作までの体重移動・足の運びなど実演を交えながら指導しておりました。
「ポイントは、体の軸を意識しながらミットと体の距離を一定に保つことを徹底させて指導を行なってください。基本的にキャッチャーでも内外野も体の使い方や体重移動は同じです。」との説明がありました。
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~ 福島孝二校長のコメント ~
「子供たちへご指導する場合、性格・体格などそれぞれ異なり“これでなければダメ”という型にはめる指導ではなく個々に的確なアドバイスを送り、その子に合う長所を伸ばしてあげてください。そしてプレーする上でも生活の中でもしっかりと挨拶ができるように指導してあげてください。」