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球団情報
ライオンズ×西武グループ
MY PAGE
当球団では、外国人選手の獲得における戦力強化、並びにこれまでの育成ノウハウを生かし、将来NPBで活躍が見込まれる外国人選手の発掘・育成体制の拡充を目的に、「西武ライオンズ海外戦略」を策定いたしました。
本戦略は、さまざまな外部パートナーと連携し推進いたしますが、その一環として、この度、アジア各国とのネットワーク拡大を企図し、独立リーグ球団の佐賀アジアドリームズと業務提携を締結し、アジア各国の有望な選手情報やスカウティングに関する連携を図ってまいります。
また、ドミニカ共和国を中心に中南米地域でのスカウティング強化を企図し、2014年に当球団に在籍していたアブナー・アブレイユ氏と国際スカウト業務の契約も締結いたしました。
加えて、スロベニア共和国出身のカルロス・トーバー選手、ウガンダ共和国出身のチャッゼ・フレッド投手、イサビレ・ムサ・アゼッド投手と2026シーズンの育成選手契約を締結いたしました。スロベニアおよびウガンダ出身選手との契約は、NPB球団としては初となります。
近年、中南米のみならず、ヨーロッパやアフリカ、アジアなど世界各地で野球の競技人口が拡大し、潜在的に高い能力を持つ選手が台頭しています。こうした背景を踏まえ、本戦略を推進することで、国や地域を問わず、有望な選手を発掘し、成長を支援することで、日本の野球界全体の発展に寄与してまいります。
詳細は下記のとおりです。
佐賀アジアドリームズは、佐賀県を拠点とする独立リーグ・九州アジアリーグの準加盟球団で、2024年より九州アジアリーグが主催する公式戦の一部カードに出場しています。
発足時はインドネシア代表選手を中心に、スリランカ、フィリピンなど複数国の選手で構成され、2024年には日本人選手も加わるなど多国籍チームとして発展を続けています。
2025年シーズンは、インドネシア、フィリピン、スリランカ、パキスタン、カンボジア、タイ、ベネズエラ、ドイツ、日本の 9カ国の選手が所属し、国籍や文化を越えて競い合う環境が特徴です。
本拠地は佐賀県武雄市のひぜしんスタジアムと、嬉野市のみゆき球場で、NEO ASIA JAPAN株式会社が運営しています。同社は、野球を通じて日本が持つ技術や精神性を発信し、世界の発展と平和に貢献することを理念に掲げています。
当球団などでプレーし、現役引退後はサンフランシスコ・ジャイアンツでスカウトなどを歴任。
中南米地域の有望選手の発掘・調査に携わるなど、長年にわたりスカウティングの現場で経験を積み、ドミニカ国内の野球事情に精通しています。
ライオンズOBとして当球団の文化や環境もよく把握し、日本球界への深い理解を持つ点が強みであり、将来性のある選手の発掘に貢献してもらいます。
このたびの佐賀アジアドリームズさまとの提携、そしてスロベニア共和国・ウガンダ共和国出身の育成選手の獲得は、これまで野球文化が十分に根付いてこなかった国や地域に野球を届け、「野球を世界のメジャースポーツにする」という私たちの夢への大きな第一歩だと考えています。
今回加わる選手たちには、大きく成長してライオンズの戦力になって欲しいと願うとともに、母国の野球文化にも良い影響を与える存在になることを期待しています。
また、現役時代は「アブさん」の愛称で親しまれたアブレイユが国際スカウトとして加入することは、中南米でのスカウティング強化において非常に心強い戦力です。MLB球団で8年間スカウトとして経験を積んだアブレイユが、その知見を生かし、必ず将来有望な選手を見つけてくれると期待しています。
今回策定した「海外戦略」を推進していくことで、若く才能のある外国人選手を迎え入れていくことになります。これまで蓄積したライオンズの育成ノウハウを施し、一軍で活躍する選手を育て、優勝を争えるチームを作ってまいります。