株式会社西武ライオンズは、持続可能な社会を目指し、脱炭素社会の実現に向けて、東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東電EP)の「再エネ企業応援プラン」に7月1日(月)から参加し、ベルーナドームで開催するプロ野球公式戦やコンサートなどのイベントで使用される電力相当量分のCO2の排出量実質ゼロを目指す取り組みを開始いたします。
また、本取り組みにあわせて本日、当社コーポレートサイト内に、西武グループ企業として当社が取り組むサステナビリティアクションについて掲載したページを新たに公開いたしました。
この取り組みは、ご家庭のソーラーパネルなどで生み出された余剰電力と、電力に含まれる環境価値(※1)を、東電EPを通じて当社(※1)が買い取り、ベルーナドームで開催するプロ野球公式戦だけでなく、コンサートなどのイベントでの照明や演出などに使用される電力として活用し、実質再エネ化(※2)を図るものです。
この取り組みを通じて、当社が使用する電力のうち、これまでベルーナドームでのイベントなどで1年間に排出されていた電力相当分にあたるCO2約800トンをすべて再生可能エネルギー化することで、実質のCO2排出量をゼロにすることを目指します。この目標を達成するためには、約700軒のご家庭から余剰電力を東電EPに売却していただく必要があり、ご協力いただいたご家庭には、お礼として埼玉西武ライオンズの選手たちが実際に使用した練習球をプレゼントいたします。通常廃棄される練習球をお礼としてプレゼントすることで、廃棄物の削減にもつなげてまいります。
当社を含む西武グループでは、一般的にESGと呼ばれる活動を「サステナビリティアクション」(※3)と呼び、持続可能な社会の実現に向けさまざまな活動を行っています。なかでも、当社が特に取り組むべきマテリアリティ(重要テーマ)のひとつとして掲げている「脱炭素・資源有効活用」に基づき、本プランに参加いたします。
また、当社を含む西武グループ各社では、気候変動への対応として、CO2の排出量の目標数値を定め2050年度までに実質ゼロにすることを目指しています。当社はこれまでも、ベルーナドームのフィールド照明のLED化や、カーボンオフセットLPガスを一部施設に導入するなどしてCO2削減を図ってきましたが、今回を機に、さらに脱炭素の取り組みを推進していきます。
再エネ企業応援プランとは、東電EPが国の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT)(※4)に基づく余剰電力の買取り期間満了を迎えたご家庭向けに2021年に創設したものです。東電EPが買い取った余剰電力に含まれる「環境価値」を、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの利用に取り組む、参加企業に届けられることで、ご家庭も環境活動を応援できるプランです。
ご家庭で発電した貴重な環境価値のお届け先を、当社を含む参加企業の中から選ぶことができ、応援した企業からは「感謝のきもち」がご家庭に届きます。
当社の活動と当社を取り巻くさまざまな環境を、親しみやすいイラストを使ってデザインしました。
■当社が特に取り組むマテリアリティ(重要テーマ)
西武グループとして取り組む6つのマテリアリティのうち、「脱炭素・資源有効活用」、「五感を揺さぶる体験創造」、「多様な人財の育成・活躍」、「コンプライアンスと協働」の4つの具体的な事例を、写真を使って表現しました。
■参画・表彰
これまでに当社が参画したプロジェクトや、表彰を受けた賞などを一覧でまとめました。