増田投手、菊池投手、野上投手、十亀投手、高橋朋投手、武隈投手、脇谷選手の7選手が千葉県内のトレーニング施設で、コンディショニングキャンプを行っています。
来シーズンに向けて心身ともにリカバーすることを目的として行っているこのキャンプ。
この日行われたメニューは汲み上げた海水を自律神経にも良いとされている34~36℃まで温めた流水プールを使ってのトレーニング。
今回のトレーニングを担当した国際武道大学コンディショニング室長の山本利春氏は「海水の浮力を利用して軽い運動やストレッチを行って身体を緩めることにより血液の循環を良くし、疲労回復をスムーズに行うアクティブレストと呼ばれることをやっていっています。まだ取り入れている球団は少ないと思いますので、今回のことは非常に良いことだと思います。」とメニューの目的を説明。 その後は、さまざまな器具を用いながらストレッチやウォーキングを行っていきます。
「1年間使った筋肉をいかに休ませることができるかというリカバリーについても非常に興味があるので良い勉強をしていきたいです。野球を忘れてリラックスすることに集中できるので気持ち良かったです。」と菊池投手も語ったとおり、別メニューとなった脇谷選手を除く6選手は、和気あいあいとさまざまなメニューをこなしていき、その後は一旦個別に分かれてのリカバリーメニューに取り組んでいきます。
再度全員集合し今度は違うプールに移動、浮き具などを使ってプールに浮かび全身の力を抜きリラックスさせるメニューを行いました。
今季、最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得した増田投手は「(トレーニングを終えて)リラックスできています。肩・肘(の状態)は問題ないです。こういった器具を使ったリカバリーは今後の参考になります。」と話し、今季リーグ最多の72試合登板と酷使した身体を来季に向けてきっちりリカバリーしていました。
時折笑い声も響くなど、終始シーズン中とは違うリラックスした選手たち。 南郷での秋季キャンプで汗を流すメンバーとともに、来季の巻き返しを誓います。