9月27日(火)の福岡ソフトバンクホークス戦において、AIカメラ付きのディスプレイ広告などを設置し、広告をご覧になるお客さまの属性データを取得して最適な広告の掲出を検討するための実証実験を実施いたします。
今回設置する広告に取り付けたAIカメラでは、ディスプレイなどに表示された広告を見たお客さまの性別や年齢のほか、見た時間の長さや時間帯別の人数などを取得し集計します。それにより、取得したデータに応じて配信する広告内容を変更したり、時間帯を設定したりすることが将来的に可能になり、お客さまにとって最適なタイミングで興味・関心の高い広告内容を配信することができるほか、広告の掲出を検討されている企業さまにも広告効果をより詳細に検討いただくことができるようになります。
AIカメラ付き広告はベルーナドームのレフト側、ライト側の外野指定席入口付近にそれぞれ1台ずつ設置いたします。ライト側はロゴなどをプリントしたもの、レフト側は映像を立体的に表現できる3Dホログラムディスプレイにする予定です。それぞれ同じ広告を同時に流し、広告を見る人の属性やプロフィールの違いなどをAIカメラと併せて検証します。
今後、導入効果を検証し、来シーズン以降の本格運用を検討する予定です。
今後もデジタル技術などを活用し、ファンの皆さまの利便性、安全性の向上に取り組み、新しい観戦体験を提供してまいります。
NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する業界最高水準の認識精度と認識スピードを誇るAI顔認証ソフトウェアです。ディープラーニングにより1,000万を超える顔データを学習しており顔認証のほかに、映像から個人を特定せずに属性の推定を行うことも可能です。
SAFR®はRealNetworks社の登録商標です。
参考
株式会社Droots(本社:東京都中央区、代表取締役:土井 大輔)が取り扱う3Dホログラムディスプレイです。投映画像の直径により、最小50cm~最大100cmまでの3種類がラインナップされているほか、これらを複数台マルチ連携させて合成映像を作り出すことで、より大きな3次元映像コンテンツを投映することも可能です。さらに、この投映機はDrootsが開発した独自の無線通信型3次元映像管理システム「Dimpact® クラウド配信管理システム」に対応しており、送電鉄塔などに映し出す3D映像を、時間や場所、周知したい情報に応じて、遠隔から自由に切り替え操作や自動切り替えの設定を行えます。
▼特許
発明の名称:コンテンツ表示機器 特許第6676831号(Dimpact® クラウド配信管理システム)
▼商標
商標:Dimpact®(ディンパクト)第6401658号
埼玉西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームにおける情報通信技術(ICT)を活用したスマートスタジアムの実現に向け、2021年2月にパートナーシップ契約を締結いたしました。2021シーズンからICTなどを活用し、ファンの皆さまの利便性、安全性の向上に取り組み、新しい観戦体験を提供してまいります。
NTTコミュニケーションズとのパートナーシップ契約締結 NTTコミュニケーションズとの協業例