西武ライオンズはシーズン中のホームランなど野球を通して、この20年で半減している絶滅危惧種“ライオン”を救う保全活動「SAVE LIONS」を、英国オックスフォード大学の動物研究機関“WildCRU”と連携して行うことを決定しました。
英国オックスフォード大学の調査によると、世界の野生ライオンの生息数は、直近の20年で約半分に減っていることが分かりました。さらにさかのぼり100年前と比較すると、その数は約2割にまで激減していると考えられています。そこで、長年ライオンの保全活動を続けている英国オックスフォード大学の動物研究機関“WildCRU(ワイルドクルー)”と連携し、球団のシンボルであるライオンを救うため、2019シーズン中の当球団のホームラン数と連動して、同団体に活動資金を寄付する本プロジェクトを実施することにいたしました。
なお、本プロジェクトは、今年で開催4年目を迎える「ライオンズフェスティバルズ2019」と連動いたします。フェスティバルズのメインテーマ「ライオン」にまつわるイベントのひとつとして、8月7日(水)対楽天戦で「SAVE LIONS DAY」を開催。当日は、本プロジェクトのロゴ入りオリジナルキャップを着用して試合を行います。
監督・コーチ・選手より「SAVE LIONS DAY」の試合で着用した本プロジェクトオリジナルキャップにサインを入れ、オークションに出品し“Wild CLU”に寄付
本プロジェクトにご賛同のすべての方に応援やご参加いただけるよう専用の寄付口座を開設しました。
みずほ銀行 所沢支店(支店コード:558)
口座番号: 普通3006348
口座名義: 株式会社西武ライオンズ
WildCRU(本部所在地:英国、代表:デイビッド マクドナルド )は、オックスフォード大学の動物学部に属する野生動物保全調査ユニット。科学的研究に基づいた野生動物の保全問題研究と、その問題を現実的に解決することをミッションとしている。1999年より長期間にわたり、ライオンの生態、捕食行動、個体数などを調査。効率的で長期的な視野に立って、ライオンの保全活動を行っている。WildCRUは、ライオンにとっても人間にとっても、幸福につながるような解決方法の探究を目指している。
IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト(絶滅の恐れのある世界の動物リスト)において、絶滅危惧種に指定されているライオン。英国オックスフォード大学の調査によると、世界の野生のライオンの生息数は、直近の20年で約半分に減っていることが分かりました。さらにさかのぼり100年前と比較すると、その生息数は約2割にまで激減していると考えられています。その結果、現在、アフリカに約2万頭、インドに約400頭のみが生息しているといわれています。野生のライオンが激減した主な理由としては、人間の土地開拓による生息地の減少や、家畜をめぐるライオンと人間との衝突が挙げられます。アフリカでは、この100年でライオンの生息地が75%も減少しています。ライオンの生息地が人間により浸食され、ライオンが十分に餌を確保できないだけでなく、餌がなくなったライオンが家畜を襲い、その仕返しとしてライオンが命を奪われることも理由として挙げられます。また、人間の生活エリアに迷い込んだライオンが、車や列車にひかれたり、時には人間の手にかかり、死んでしまうこともあります。
「野生ライオンの保全プロジェクトは“WildCRU”の最も大きなプロジェクトのひとつです。
ライオンの行動についてより深く理解し、その知識を使って、地域のコミュニティーを巻き込んで、ライオンと人間が共存でき、どちらにとっても利益があるような長期的視野に立った解決方法を探り、実行することを目指しています。」
「1950年から私たちのチームの象徴であるライオンを、西武ライオンズの力で絶滅の危機から救えたらという想いから本プロジェクトを企画しました。
絶滅の危機に瀕するライオンの命を未来につなげていくために、チーム一丸となって本プロジェクトに取り組んでまいります。」
「僕が一番ホームランを打つ自信があるので、僕のための企画だと思いました。
僕が(ホームランを)打てばライオンが救われるので、それも意識しつつ、チームが勝つためにどんどんホームランを打ちたいです。
このプロジェクトによってライオンも救われますし、優勝もできるのではないかと思うので、すごくいい企画ですね。
個人的にはホームランを50発打って、もう1回ホームラン王を取りたいと思います。」