オーストラリアでの武者修行も2/3が終了しました!シドニー遠征では悪天候に泣かされたものの、齊藤大投手が「今日の試合がオーストラリアに来て一番」と振り返ると、高木勇投手も「自分にとって理想的な投球」とコメントするなど、今週はそれぞれが結果を見せた試合となりました。
このレポートもいよいよ来週が最終回。ふたりの修行の成果をお見逃しなく!
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「オーストラリアに来て、早1ケ月が経とうとしています。2/3を消化しました。残すところあと2週間、少し早いですがみんなカウントダウンに入っているのでは?
最後の1週間は勢いでできますから今週がヤマ場ですね。今日の動きを見ると、長距離遠征から休み明けというのもあって選手もだいぶ疲れている様子でしたね。しかし、やるべきことはやっていました。今週も遠征に行ってきます。行き先は2000年オリンピックの舞台、シドニーです。」
「昨日から天気予報が悪いとは聞いていましたが、朝から本降りの雨で全体練習は中止。自主トレの形で明日のシドニー遠征を迎えることになりました。齊藤大・高木勇の両投手は、午前中のトレーニングジム・プールでしっかり汗を流し体調を整えています。晴れ間が出ればホテル前の公園で軽いキャッチボールとランニングを考えていましたが、ここまで1ケ月の疲れもあるので積極的休養としました。これで、明日からのシドニー戦はフレッシュに暴れてくれるでしょう。が、明日の天気も悪いらしいです…。」
ダブルヘッダー第1試合の先発は高木勇投手。5回まで両チーム無得点の投手戦となりましたが、メルボルンが6回に連続適時打で2点を奪い、そのまま逃げ切りました。高木勇投手は、テンポよく打たせて取る投球で6回を2安打に抑える好投を披露。3勝目をあげ、ハーラートップに並びました!
「今日は、前回の反省を生かして基本に返り1イニングずつ集中して投げました。先に点を与えると後半まで投げられないので飛ばしました。6回を無失点に抑えられて良かったです。
前回にカーブの感じが掴めたので、今日も効果的に投げられたと思います。そのカーブに加え、シュート・スライダーを両コーナーに散らして緩急を使う!自分にとっては理想的な投球ができたと思います。ピンチでギアチェンジすることもできましたし!
来週はオーストラリアでの最終登板。来季につながるいい形の投球で、今年を締めたいと思います。」
「今日の高木勇は、ブルペンからかなり気合いが入っていましたね。試合では、ストレートと変化球のバランスが程よく、ストレートが変化球を活かし、変化球がストレートを活かす。双方の球質が良かったからこその好結果だったと思います。それと、スプリットで三振が取れましたからストライクゾーンの縦・横・奥行きを使いました。常に投手、自分自身のペースで投げることができたので、打者からすれば打てる球は少なかったはずです。一番良かったことは、マウンドで堂々と打者に向かっていき攻めた。これです。」
第2試合は、両チーム合わせ12四死球(うち4死球)と大荒れのゲームに。メルボルンは6回に逆転し、勝ちパターンとして齊藤大投手が登板。無失点に抑える好投を披露します。しかし、3番手の投手が打ち込まれ再逆転。痛い敗戦となりました。齊藤大投手は、開幕から連続無失点試合を「10」に伸ばしています!
「今日の試合がオーストラリアに来て一番です。ストレートがしっかりコースに投げられたところですね。変化球継続の中でもストレートが決まり、エラーの後も気持ちを切り替え無失点で抑えられたので良かったと思います。四球も出しましたが、悪いイメージはなかったですね。残るは明日と来週の4試合で計5試合、最後まで気を抜くことなく全力で投げ切ります。」
「齊藤大の10試合連続の無失点は、彼の実力からするとできて当然の範囲ですが…。スピード・コントロール・タイミングの要素にメンタルがついてこなければできないことです。その投手に力・技術があっても、精神的な集中力が切れて続かない場合が多いです。今回の齊藤大は開幕戦でいいスタートが切れ、初戦でチームに溶け込めたのが大きいと思います。ここまで完全に相手打者を見下ろして投げているのも自信の表れで、連続無失点につながっているんですよ。」
「交通渋滞に大雨・試合遅延に中断。いろいろあるけど昨年からの経験で今年は2年目。だんだんと慣れてきよったなぁ~。人間は状況・環境に慣れる生き物(いきもん)や。ウエポンこと上本達之、無想無心!こらぁ達観の域に入ってきよったで~。そやけど、今日のふたりはともに無失点。ウチの投手陣、先発・リリーフの柱やで!ホンマよう投げとる!」
次回のレポートもお楽しみに!