埼玉西武ライオンズは、西武ライオンズ憲章の「野球界発展のために」の規範のもと、2013年より日本車椅子ソフトボール協会のスペシャルサポーターに就任し、同じ野球型スポーツである「車椅子ソフトボール」を支援しています。
ライオンズは車椅子ソフトボール支援の一環として、2015年にプロ野球球団初の主催となる「ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会」を開催。翌2016年の第2回大会は会場を大宮第二公園へ移して開催し、多くの方に参加していただきました。
そして今年の第3回大会は、9月2日(土)・3日(日)に大宮第二公園で開催することが決定!
今回は競技発展に向けて必要不可欠な次世代の育成をテーマに、日本初となるジュニア大会も含む、3つのカテゴリーの試合を実施。
前回までと同様に日本代表選手も所属する、日本車椅子ソフトボール協会に加盟する8チームによるトーナメント形式の本大会。
また、一般参加が可能で、車椅子ソフトボールを始めたい人、または競技歴2年未満の方が日本車椅子ソフトボール協会メンバー指導のもと練習・試合を行うビギナークラスを設置。※要事前申し込み。
そして、健常者・障がい者関係なく、小学5年生以上18歳以下であれば誰でも参加可能な、日本初となるジュニア大会を開催致します。※要事前申し込み。
また、一般の方も競技用車椅子に乗車していただき、車椅子ソフトボールの動きを体験できる「体験会」も実施いたします。※事前申し込み不要、開催時間は後日発表。
まだ競技を知らない方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひ今大会をきっかけに観戦、体験にお越しください!
※写真は昨年の様子
一般参加者を対象とした体験会。スタッフによる競技用車椅子の乗り方や「走る・投げる・打つ」の練習。ミニゲームを実施予定。
車椅子ソフトボール(英語:Wheelchair Softball)は10人制の車椅子競技。ボールは16インチのソフトボールを使い、グローブは使わず守備を行う。
発祥地は米国で現在は日本、韓国を中心に世界への普及活動に努め、将来的にはパラリンピック正式種目への採用を目指している。米国では約40年前から全米選手権が行われており、ボストンレッドソックスやシカゴカブスなどのメジャーリーグチームのサポートを受けて運営しているチームも多い。ジュニアや女子を対象とした大会もあり、車椅子競技として広く浸透している。
日本では「車椅子に乗りながら専用のソフトボールを用いて行う新しい球技」がコンセプトの車椅子競技スポーツとして、2008年に北海道江別市にある北翔大学の大西昌美准教授が考案。健常者スポーツにおいて圧倒的な競技人口を持つ野球・ソフトボールを障がいを持っていてもプレーできる形にすることで、障がい者スポーツの裾野を広げるとともに、障がい者と健常者、性別、年齢において分け隔てなく誰もが一緒に同じフィールドで楽しむことができるスポーツとして普及・発展を目指している。
2012年に日本代表チームが全米選手権に初出場したことをきっかけに普及が本格化し、2013年には一般社団法人日本車椅子ソフトボール協会(JWSA)を発足。同年には第1回全日本車椅子ソフトボール選手権大会が行われた。2012年より6年連続で、アメリカで開催されるワールドシリーズに日本代表チームを結成し出場しています。