

vs福岡ソフトバンク 第9回戦
初回からホークス先発・寺原を打線が攻め、無死1,2塁とします。ここで打席に入った浅村は、きっちり犠打を決めてチャンス拡大。続く中村の内野ゴロの間に1点を先制します。
3回には浅村が5号ソロホームランを放ち追加点を挙げると、さらに再び無死1,2塁とします。今度は栗山が犠打を決め、続く外崎の適時二塁打で4対0に。その後寺原は危険球退場となります。
先発のウルフは5回までわずか2安打無失点に抑える好投を見せます。しかし6回、今宮と内川に適時打を許し1点差に。救援に向かった武隈が2アウトまで奪うも、松田を打ち取った当たりがポテンヒットになり、4対5と逆転されます。
粘る打線はその裏、三塁打で出塁した源田が、浅村の犠飛で生還し同点。そして8回、炭谷が今季2号のソロホームランを放ち勝ち越します。しかし、ホークスも粘りを見せ、9回に松田の本塁打で追いつかれてしまいます。
その裏、ホークスは岩嵜を投入しますが、1死から打席に入った栗山がサヨナラホームラン!劇的な勝利で、接戦が続いたホークスとの今カードを勝ち越して終えました!
今日のヒーローは、サヨナラホームランの栗山選手です!



-今シーズン2度目のサヨナラ勝ち、サヨナラホームランの栗山選手です!端整な顔立ちにちょっと水がかかってますが、いまどんなお気持ちですか?
(栗山)本当に嬉しくてね。「水かけたの誰やろ」と思って、冷たい(笑) でも嬉しいですね!
-もうみんなにかけられた感じですね。
(栗山)誰か1人、2人がバシャっとかけてきた気がするんで、あとでゆっくり見たいなと思います。
-ゲーム展開としては、リードして、逆転されて、同点になってという展開でしたが、あの打席、どんなことを考えていましたか?
(栗山)ぼくとしても非常に追い込まれたところもあったので、思い切って勝負をかけようと思って打席に入りました。
-打ったボールは真っすぐかなと思いましたが、ご自身ではいかがですか。
(栗山)真っすぐとは思いますが、あまりコースとかも覚えてないし、しっかり振ったら「あ!いった!」みたいな感じでしたね。
-打った瞬間の感触、そして入った瞬間の気持ちはいかがですか?
(栗山)打った瞬間は、抜けるかどうかというぐらいの感じだったんですけど、入ったときはファンの皆さんの歓声がすごく耳に入って嬉しかったです。
-調べたところ、サヨナラホームランは今年16年目で初めてのようです。
(栗山)もちろん初めてです!たまたまなんで、サヨナラの場面でなかなか打てないこともありましたし、今日はホンマにたまたま、いいホームランになってくれたなと思います。
-栗山選手自身は故障などもありましたが、チームは貯金があります。
(栗山)すごくいい雰囲気で、いい勢いで戦えてると思います。各々が集中してしっかり戦えてますんで、本当にいいチーム状況でいけてると思います。
-2008年から、優勝から遠ざかっています。今年はどうですか?
(栗山)2008年に優勝してからの間、試合に出させてもらっているんですけど、なかなかファンの皆さんに喜んでもらえるような秋がこないので、今年はなんとか日本一とりたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
-では最後に、次は前橋ですね。一言お願いします。
(栗山)皆さん前橋に来てください!よろしくお願いします!
ヒーローインタビュー動画
辻監督コメント
(栗山のサヨナラホームランについて)
よく打ってくれました。
(チームの勢いについて)
勢いはいいですね。みんなの気持ちも出てますし。ただ、ホークス打線はやっぱり怖いので、あと2人というところで同点に追いつかれて。でもそこで踏みとどまってくれましたし、そうなると裏のうちの方がサヨナラのチャンスがありますから、そういう意味でも増田があとをしっかり切って、攻撃につなげてくれたと思います。
(6回、同点に追いついた源田の攻撃について)
逆転されたあとの先頭のスリーベースヒット。あの1点が大きかったですね。
(浅村、栗山の犠打はベンチからの指示だったか?)
浅村は自分でやりました。次のチャンスでは、栗山にバントのサインを出しました。それは今年のシーズンが始まる前から言ってますし、彼も毎日練習していますから。
(3カード連続の勝ち越しとなった)
昨日勝ったことで、ぼくらも選手も気持ちがちょっと楽になった。強いチームが相手ですから、今日勝つと負けるではすごく大きな違いが出ます。
先制した中で今日はいける、という気持ちになったと思うんですが、そうは問屋が卸さない。ちょっとしたチャンスをつぶすとこういう試合になるんで、これからもこういうことがないようにしっかりと1点1点を積み重ねて、勝っていきたいなと思います。
(次は前橋でのゲーム)
年に1度のゲームですから、今日みたいにエキサイティングする試合をお見せできればと。それで勝利したいと思います。