

vs福岡ソフトバンク 第24回戦
先発・誠は序盤に粘り強さを見せ、4回まで1失点。しかし、5回にピンチをつくり降板すると、その後継投陣が追加点を許します。一方の打線は終盤、上本の適時打と浅村の23号ソロ本塁打などで反撃し1点差に詰め寄りましたが、あと一歩及びませんでした。
【多彩な組み立てを見せた誠】
約2年ぶりに西武プリンスのマウンドへ帰ってきた誠。「カーブのコントロールがいいので、そのボールを軸にいってほしい」と土肥投手コーチが話したとおり、序盤から随所にカーブを織り交ぜます。その一方、3回には決め球にフォークを使い2三振を奪うなど、多彩な組み立てで要所を締めました。
しかし5回、この回途中で80球を超えて制球が定まらなくなり、2人の走者を残して降板となりました。
自己最長となる4回0/3を投げて3失点。プロ初勝利はならなかったものの、確実に成長しています。
【代打で再び結果を残した上本】
打線は相手先発・中田の前に、6回までわずか1安打に抑えられていましたが、0対4で迎えた7回、相手の2番手・岩嵜から1点を返し、なおも2死1,3塁の好機をつくります。ここで登場した代打・上本が、低めのフォークをバットの先でとらえ、一塁手を強襲する鋭い打球で反撃の適時打としました。
前回出場した9月21日の試合でも、代打で登場し適時打を放っていた上本。ベテランの技がシーズン終盤にも冴え渡っています。
明日の今季ホークス最終戦は、多和田が先発。9月も好調なルーキーが、さらに白星を積み重ねたいところです。
田邊監督コメント
(先発・誠について)
思ったより点は取られなかったけど、毎回ランナーを出してリズムが悪かった。
今回の登板も課題が多い。
(来年に向けて誠に成長してほしい点について)
来年は真っ直ぐの精度とコントロール…すべてかな。リズムよく投げられるようになってほしい。
(金子侑について)
ちょっと足をね…。様子を見て明日以降どうするのか決めていく。
(相手先発・中田について)
初回にチャンスを逃したのが痛かった。その後相手のリズムに乗せてしまった。