

vs千葉ロッテ 第20回戦
「埼玉vs.千葉シリーズ2016」千葉ラウンド初戦。菊池と石川の好投手同士による対決は、投手戦となりました。試合後半から互いに譲らず迎えた延長戦、11、12回に勝ち越しの好機をつくるも得点できず、引き分けとなりました。
【菊池が132球の熱投を演じる】
初回、右打者に対し制球が定まらず2つの四球を与えた先発・菊池。しかし、ここを無失点に抑えると流れに乗り、3回は上位打線を3者凡退に。土肥投手コーチも「立ち上がりは慎重になり過ぎていたが、徐々に自分のリズムで投げられている」と評価します。
4回に同点とされるも、その後立ち直った菊池。試合後半に入っても、直球が150キロ台を計測するなど力強く投げ、6、7回を3者凡退とします。しかし同点のまま迎えた8回、この日初めての連打を浴びるなどし満塁のピンチ。ここで代打・デスパイネに対して直球で追い込むと、最後は変化球で打ち取り勝ち越しを許しません。
8回1失点(自責0)、132球の熱投。勝ち負けはつきませんでしたが、気迫と結果が伴う素晴らしい内容。好調ぶりを示しています。
【狙い球を絞り得点へつなげる】
相手先発は前回対戦で黒星を付けている石川。今日は、その石川が得意とするカーブを狙い打ちします。3回に9番・呉と3番・浅村がカーブを狙っていたかのようにとらえ、2死1,3塁の好機。このあと、4番・メヒアが詰まりながらも左前に運び、先制点を奪いました。
好投手相手となると、簡単には得点を奪うことはできません。狙い球を絞り、得点につなげました。
明日は誠が2年ぶりとなる一軍マウンドへ上がります。成長した姿を見せ、プロ初勝利を挙げましょう!
田邊監督コメント
チャンスを作ったけどあと一本が出なかったな・・。
でも延長12回、総力戦で引き分けだったのでそれはそれで良しとしてまた明日だ。
菊池ー森のバッテリーだが、サインが合わなかったところもあるが、失点1に抑えた点は良かった。森はこれからもピッチャーとの呼吸を大事にしていろいろと学んでほしい。
菊池は前回の登板でマメができたことから途中降板したが、今日はその影響はなかったので安心した。
でも勝たせてあげたかったな。
明日以降も一つ一つ大事に戦い、最後の最後まであきらめない戦いをしたい。