試合情報

8月の最後の戦いとなるホークス戦は、大変な激闘となりました。序盤に3点のビハインドを背負う苦しい展開の中、中盤以降に小刻みに反撃します。そして2点ビハインドで迎えた9回、森の一打でサヨナラ勝ち。4時間半近い熱戦は、劇的な形での勝利となりました。

【2点差を覆した9回の猛攻!!】
6回以降小刻みに反撃するも、9回に手痛い追加点を許し2点差に。それでも、今日の打線は最後まで粘り強く攻めました。9回裏はホークスの守護神・サファテが登板。この回先頭の1番・金子侑が安打で出るなどし1死2塁とすると、7回に適時二塁打を放っている3番・浅村が左翼フェンスを直撃する適時二塁打を放ち、1点差に追い上げます。

続く4番・メヒアは、サファテの際どいボールを見極めて四球で出塁。その後2死1,2塁と崖っぷちに立たされますが、6番・森が、土俵際でも集中力を高めて打席に入ります。
9回の捕手としての守りで、ホームベースへ飛び込む必死のプレーを見せながらも相手走者の生還を許していた森が、バットでその借りを返しました。外角の直球を振り抜くと、左中間へ上がる打球が外野手の頭上を越えます。2塁走者に続き、代走で出ていた1塁走者・水口が快足を飛ばし、最後はヘッドスライディングでサヨナラのホームイン。相手を下回る9安打ながら8得点を挙げる勝負強さが、土壇場でも生きました。一度もリードを奪えずにいた展開から、最後の最後に試合を覆しています。

明日から勝負をかける9月の戦いがスタート。その初戦を制し、ラストスパートへ勢いをつけましょう。

-おめでとうございます。

(森)ありがとうございます。

-自分のバットで決着をつけて今のお気持ちは？

(森)最高です。

-非常に重要な場面でまわってきましたけれど、どんな気持ちで打席に向かいましたか？

(森)最終回に守りでミスしてしまったので、絶対取り返そうという気持ちで打席に立ちました。

-ボールの速いサファテ投手に対して追い込まれましたが、あの後はどういう風に気持ちを切り替えましたか？

(森)もう割り切って、まっすぐ一本で、三振してもオッケーくらいの気持ちで打席に立ちました。

-捉えた瞬間は手応えはありましたか？

(森)そうですね、会心だったので手応えはありました。

-ご自身の中で、プロ野球生活でサヨナラ打はありましたか？

(森)ないですね。

-ホームで大事なゲームになりましたが、改めて勝利のシャワーを浴びた気分は？

(森)一度浴びてみたいなという気持ちがあったので、嬉しかったです。

-先発マスクをかぶりました。多和田投手をどんな風にリードをしようと、ゲームに入ったのですか？

(森)前回すごく良いピッチングができたので、引き続き今日もできればいいなと思ったんですけど、なかなか引っ張ることができなかったので、バットでなんとか取り返そうという気持ちで打席に入りました。

-今日はリード面に関しては何点くらいでしょうか？

(森)40点くらいですかね。

-バッティングの方は自身で決めましたよ。

(森)最高です。ありがとうございます。

-今日は「統一セブン-イレブンライオンズ」との友好試合でしたが、Uni-girlsをご覧になっていかがですか？

(森)可愛いです。

-試合中はそんな余裕はなかったですよね？

(森)全く無かったです（笑）

-最後に、遅くまで大勢のファンの皆さんが声援を送ってくださいました。今日が夏休み最後という子どもたちもいると思いますので、メッセージをお願いします。

(森)遅くまで、応援ありがとうございました。このカードも何とか勝ち越せるように明日もがんばりますので、応援よろしくお願いします。

(サファテから3点取っての見事なサヨナラ勝ち)
2点差で最終回を迎えて、絶対的な守護神の登場と絶対的にこちらが不利な状況から、うちの打者がよくつないだ。今日は「キャッチャー」の森が、よく打ちましたよ。

(森がマスクをかぶりながらも最後は決めた)
そうですね。パスボールだのワイルドピッチだの、今日は数多くあったけれども、精神的には大変だったと思います。その中で最後も集中力を切らさずに、最後の打席でサヨナラヒットを打ったというのが、非常に評価できると思います。

(打線がコツコツと得点を重ねた)
攻撃陣の状態がいいので、1イニングに1点でもいいから、つないでつないで点をとっていくということでやってきたが、今日は攻撃の中でうまいことそれができました。

(よく粘った試合)
相手は首位のチームだし、「なんとか上位をひとつでも負かしたい」という気持ちで臨んでいますので、その気持ちというものが最後の最後にチーム一丸となって、その気持ちが出たのだと思います。

いい形で8月を締めることができたので、新しい月もなんとか勝って、最後まであきらめずがんばりたいと思います。