試合情報

十亀とディクソンの両先発が粘投したまま試合後半に入りましたが、6回に十亀が勝ち越し弾を許す厳しい展開に。しかし8回、山川の同点弾と途中出場の栗山の適時打でリードを奪い、逆転勝ちしました。

【一軍登録された山川が期待に応える一発】
1対2とリードされて迎えた8回も、2死走者なし。6回以降打線がつながらずにいましたが、その重苦しい雰囲気を今日一軍登録されたばかりの5番・山川が振り払いました。相手投手・吉田一の前にフォーク2球で追い込まれますが、続いて投じられた直球に身体が反応しました。高く上がる打球は右中間スタンドに飛び込む、起死回生の同点2号ソロ本塁打に。山川は満面の笑顔でチームメートに迎えられ、「絶対勝てるように！」と気持ちをこめて同点の一発を振り返りました。

【途中出場の栗山が勝負を決める】
山川の一発を機に、打線がつながります。続く6番・上本の二塁打などで2死1,3塁とすると、途中出場の栗山が打席へ。前の打席では6試合ぶりの安打を放っていましたが、ここでも外角の直球を反対方向へ打ち返します。ライナー性の打球が左中間で弾み、待望の勝ち越し点を奪いました。

明日は7月最後の勝負。チーム一丸で得た勢いそのままに、今カード勝ち越しを決めましょう！

-おめでとうございます。

(栗山)ありがとうございます！

-まずは8回、ナイスバッティングでした。

(栗山)ありがとうございます。

-まさにキャプテンの一振りで試合を決めましたね。

(栗山)今日はぼくが決めようと思って、決めるんだというつもりで打席に入りました。

-中村選手が不在の中、山川選手の同点ホームランがありました。その直後のチャンスだったんですが、そのあたりはいかがですか？

(栗山)今日は途中からの出場だったのでゲームの展開だとか、できるだけ読むようにはしていたんですけど。山川がホームランを打って同点になって、上本さんがヒットで出て、これは完全にぼくが持っていく展開だなと、そのことしか考えてなかったです。

-チームにとっても栗山選手にとっても、大きな一打となりましたよね。

(栗山)ファンの方にとっても大きな一打となったと思います。

-後半戦、まだまだ試合は続きます。大阪に集まったファンのみなさんにメッセージをお願いします。

(栗山)一つ一つ、一投一打に気持ちを込めてプレーをしますので、これからも応援よろしくお願いします。

山川の一発は、チームに勢いがついた。
追い込まれながらも何とかバットに当てようという気持ちが出た。
開幕スタメンで結果が出ずファームに落ちたが、一生懸命やっていたから今日の結果につながった。
これをきっかけに何かをつかんでほしい。

栗山もキャプテンとして何とかしようという表れが出た。

明日、勝ち越しに向け総力戦で戦いたいと思う。