

vs福岡ソフトバンク 第4回戦
今季最初の県営大宮球場での一戦は、先発・野上が粘投したものの、打線が好機を生かし切れず。7回以降投げた中継ぎ陣もリードを広げられ、1対5で敗れました。
【初回から飛ばし試合をつくった野上】
立ち上がりから強い球を投げ込む野上。3回に1点を先制されるも、潮崎ヘッドコーチが「不運な1点は許したけど打たれた1点ではないので、このまま最少失点でいってほしい」と、中盤以降の投球に期待を寄せます。
なかなか打線が援護できない中、野上は4回に2人の走者を置くも無失点とすると、100球を超えた5回には四球を2つ出すものの、こん身の投球で中村晃を内野ゴロに打ち取りピンチをしのぎます。
続く6回も無失点とした野上は、ここで降板。6回を投げて1失点も、敗戦投手となりました。しかし、自身でも「今日は初回から全力でいきました。3者凡退がなく、野手の攻撃にリズムよく入ることができなかった。 しかし、その中でも何とか粘ることができました」と振り返るように、納得のいく部分もありました。
また、この日誕生日の小石が9回に今季初登板。2つの三振を奪うなど3者凡退に抑えてアピールしました。
あさってからは敵地でバファローズとのカードが始まります。気持ちを切り替えて次の勝負に臨みましょう。
田邊監督コメント
(相手先発の千賀について)
チャンスは作ったんだけど、あと一本。昨日からなかなか点が取れないんで…。
今日はクリーンアップの差かな。
(手こずった理由は)
まず第一に真っすぐがはやいってこと。9回になっても150キロのスピードボールとフォークボール。その緩急の差がやっかいだなと。
(狙い球を絞りきれていなかった?)
そうだね。森なんかは典型的に絞りきれてなかったね。きた球をただ振っているだけだったからね。
ホークスはピッチャーがそろっているし、そこをなんとか崩していかないと勝てない。
うちの先発ピッチャーも我慢していたけれどもね。
(野上について)
フォアボールを出しながらもなんとか粘って6回1失点。そこは評価しないといけないし、次回、しっかりやってくれるだろうと思っている。辛抱強くやってほしい。
(なかなか得点に結びつかないが次のカードから対策は)
うちは振るバッターが多いので、そういうところで絞り球、打球の方向性、特にクリーンアップ以外はそこを徹底していかないと、と感じている。
結局、今日の主なヒットは栗山にしろ、上本にしろ、反対方向に打ち返しているというところで、原点に帰って「ひっぱりだけがバッティングじゃない」ってことをやっていかないと。あまり明るくないバッティング内容になってしまうよね。
(2つのエラーについて)
出ないほうが良いが、外崎はまだ2年目。我慢しなければいけないところだし、そこで何かを感じてくれれば。失敗しながら成長していくものだからね。