試合情報

上位を争うマリーンズとの3連戦がスタート。延長に入る勝負は10回に勝ち越すと、最後は2イニングス目に入った高橋朋が締めて2対1。熱戦を制しました。決勝打を放った大崎と、粘投した先発･十亀の活躍を振り返ります。

1対1のまま延長戦に入り迎えた10回表。1死2塁の好機をつくって登場したのは、代打･大崎。前回も代打で仕事を果たしている職人が、この日も活躍を見せます。高めの直球を捉えた打球は、左中間を破る値千金の適時二塁打に。これが決勝点となり、1点を争う勝負を制しました。

試合をつくった十亀にも注目です。序盤2回まで走者を出すものの、本塁へはかえさず。3回裏には走者を置いて清田を迎えますが、冷静に外角へスライダーを続け、空振り三振に仕留めます。序盤の十亀について、横田投手コーチは「ここまで丁寧に投げてしのいでいる」と評価します。1対0のまま迎えた5回裏に2死2塁とされるも、岡田に対し内角に決まる直球で見逃し三振に。得点を与えることなく試合前半を終えます。

このまま相手打線を抑えたい十亀でしたが、6回裏に同点弾を許してしまいます。しかし、これで崩れることなく続く7回裏を無失点に抑えました。勝敗は付かなかったものの、7回1失点と粘りを見せています。

明日は菊池がマウンドへ。左のエースが、チームを連勝へと導きたい!

-マリーンズとの直接対決第1ラウンド。決勝点を決めた今のお気持ちはいかがですか?

(大崎)うれしいの一言です。

-あの場面はランナーを2塁において代打でやってきました。追い込まれていましたが、打った感触はいかがでしたか?

(大崎)いい感触で気持ち良かったです。

-大崎さん自身は代打での登場が多いなかで、前回の試合でもヒットを放っています。集中力を切らさずによくやっていますね。

(大崎)代打は、監督が使って初めてでき上がる役職なので、出たところでベストを尽くすだけです。

-1対1に追いつかれて、一つのミスも許されない展開でした。チームの雰囲気はいかがでしたか?

(大崎)監督のミーティングで「一球一打全力で」という話だったので、今日も集中できたと思います。

-ライオンズは再び3位に浮上しました。明日も明後日も厳しい戦いが続くと思いますが、ライオンズファンにメッセージをお願いします!

(大崎)どんなに厳しい戦いでも、最後は勝ちます。応援よろしくお願いします!

大崎は良いところで結果を出してくれた。
あの場面(10回)で、代打は大崎しか考えられなかった。

フォアボールを選んだ森に代走を出し、炭谷には2ストライクからでもバントのサインを出した。
これを逃すとチャンスはあまりないであろうと思ったからだ。

今日の勝因を挙げるとしたら、先発の十亀をはじめみんなが辛抱してなんとか勝利をつかむんだという気持ちがあったからだと思う。

3連戦の初戦を勝ったが、直前のホークス戦も初戦勝った後に連敗をした。明日以降一戦一戦全力でいく。