試合情報

後半戦初となるホームゲーム。浮上のためにも負けられないファイターズ戦は、守りが崩れてしまい6対13で敗れました。しかし、中村が記録ずくめの大活躍を演じています。

第2打席となる4回裏。この回先頭の中村は、相手先発･大谷の前に追い込まれますが、変化球が甘く入ったところにタイミングを合わせました。高く上がった打球はファンが歓声を上げて待つ左翼席へ。28号ソロ本塁打は、自身通算300本塁打、そして1,000本安打の同時達成となりました。300本塁打は史上41人目、1,000本安打は史上281人目の記録となります。

中村の記録は、これにとどまりませんでした。1対5と苦しい状況で迎えた5回裏。満塁の好機で再び中村が打席へ。大谷から今度は右方向へはじき返すと、打球は右翼席へ突き刺さります。大谷から2打席連続となる29号満塁本塁打を放ち、同点としました。自身でも拳を突き上げた会心の一発について「最高です! みんなが繋いでくれたチャンスだったので、打てて良かったです」と振り返った中村。中村の通算満塁本塁打数は、王貞治氏の持つプロ野球記録の15本に。「世界の王」に並びました。

この日3安打5打点と気を吐いた中村。記録ラッシュとなった勝負を勝利で飾ることはできませんでしたが、中村にとってはどの記録も通過点。今季のさらなる活躍に期待がかかります。

明日から「ライオンズ イエロー シリーズ」がスタート。黄色に染まる西武プリンスで、何としても連敗を止めましょう。

(5回以降勢いを止めるピッチャーがいなかった)
その辺がうちの課題でもあるし、ここのところピッチャーが抑えれば打線が点をとれず、点をとればピッチャーが踏ん張りきれず、噛み合っていないのかなと。
なんとか連敗を止めないと…ここは踏ん張りどころ。

(大谷から5点を奪った)
繋いで4番がしっかり仕事をしてくれて5点とったけど、
そこから、それ以降のピッチャー陣が弱いところを見せてしまったね。

(十亀について)
追い込んでいてレアードのホームランは痛かった。攻め切れていなかったね。
2-2からのボールが甘かった。追い込んでいるだけにホームランは痛かった。

(増田について)
出す場面ではないけど間隔が空いているので投げさせた。
この展開では向こうの勢いの方があるからね。

(中村と大谷の名勝負となったが)
勝たなければいけない世界ですから、そのなかで勝ちきれない、守りきれないということは、順位が物語っている。