試合情報

前半戦最後の一戦は、8回までの完封ペースが一転。9回に4点差を追いつかれて連夜の延長戦に突入すると、11回に決勝打を許して4対7の敗戦となりました。

最終回に崩れたものの、8回までを無失点に抑えた先発･野上の投球を振り返りましょう。3回までイーグルス打線を無安打、2つの四球だけに抑え込んだ野上。4回は2死からペーニャに安打を許しますが、続くサンチェスを遊飛に打ち取ります。

5回は2死からフェルナンドに三遊間への痛烈な打球を放たれますが、遊撃手･渡辺直が好捕。素早く1塁に送球して野上をもり立てます。6回は2死から安打を許しますが、後続を断ちます。7回、8回は鋭い変化球を駆使して、出塁を許しません。最終回に連打と本塁打で3点を失って降板となりましたが、この悔しさは後半戦にぶつけてもらいましょう。

開幕当初からフルスイングで注目を集めた5番･森が、前半戦の最終戦でも持ち前の豪快なバッティングを披露しました。1回、2死1,2塁の好機で迎えた第1打席、相手先発･菊池が投じた内角高めの直球を、鋭いスイングで右中間に飛ばします。打球はフェンスを直撃。2者を生還させる先制の2点適時二塁打となりました。

高校の後輩･森の活躍に刺激を受けた先輩･中村も同じく2打点をあげました。2対0のまま迎えた中盤の5回、2死から栗山、浅村の連打で1,2塁となった場面で打席に入ります。フルカウントから高めに浮いた変化球を引っ張ると、球足の速いゴロが3塁線を駆け抜ける2点適時二塁打に。今季の打点を85まで積み上げています。

チーム記録の31試合連続安打をマークするなど開幕から不動の1番打者として大活躍した秋山や、本塁打と打点の2部門でリーグトップを走る中村を軸とする打線が機能した前半戦は、44勝37敗5分けで終えたライオンズ。投手陣も交流戦で日本生命賞を獲得した菊池が躍動、エース･岸も戦線に復帰しました。優勝に向け、負けられない激戦が続く後半戦は20日から始まります!

(今日の試合について)
9回だよ、今日は全て。なんとか野上が抑えてくれるだろうと判断して9回上がらせたけど、判断が甘かったね。
完封が野上はいまだかつてなかったんで、8回までの投球内容なら、行ってくれるだろうという予測を元に行かせたけれど…。

(高橋朋について)
昨日の今日だし、ちょっと昨日の試合を引きずっていたかな。準備はしていたんだけどね。

ウチのペースで来ていたんで、この一敗は痛いな。ここでオールスターで少し期間が空く。切り替えの期間があるので、立て直したいです。

(炭谷について)
大丈夫。少し踏まれたくらい。