試合情報

西武プリンスでのイーグルス戦は、1点を争う接戦となりました。同点となった中盤以降はこう着状態となる中、終盤に勝ち越し4対2で勝利。連敗を3で止めた立役者、栗山と浅村の活躍を振り返ります。

0対1で迎えた3回裏。ここまで相手先発･レイから安打を出していませんでしたが、打線が本来の力を見せます。2番･栗山が外角の直球をはじき返すと、打球は左中間スタンドへ突き刺さり2号ソロ本塁打に。同点に追いつく一発について「いい感じで振りぬけ、良く飛んでくれました」と自身のスイングを振り返っています。

栗山の一発に刺激された3番･浅村も「栗山さんの勢いを貰って打てた気がします」と話すように、フルスイングで応えます。内角寄りの球を思い切りすくい上げると、打った瞬間にそれと分かる大飛球が左方向へ。左翼席中段に飛び込む6号ソロ本塁打で、リードを奪いました。

その後追いつかれたものの、同点で迎えた7回裏に再び栗山と浅村が躍動します。栗山の安打などで1死1,3塁とすると、続く浅村は相手投手･福山の外角の変化球を捉えます。狙いすましたように反対方向へはじき返すと、鋭いライナーが二塁手の頭上を越えて右中間を突破。2人の走者をかえす2点適時二塁打で、勝利を呼びました。

栗山はこの日2安打1打点、浅村は3安打3打点と、中軸の2人がチームをけん引しています。

また、先発･菊池は粘りの投球を見せ、6回を投げ2失点でした。勝敗はつかなかったものの、試合をつくり勝ち越しへと導いています。

明日の交流戦前最後の勝負も制し、次なる戦いへ弾みをつけましょう!

-勝って連敗を3で止めました! まずは栗山選手です。おめでとうございます!

(栗山)ありがとうございます!

-連敗が止まりました。そのゲームで今日はまず一本、逆方向にすごい一発が出ましたね。

(栗山)そうですね。自分でもびっくりするような当たりで、ちょっとびっくりしてます。

-打った瞬間の感覚というのはどうだったんでしょうか?

(栗山)今シーズン、あんまり打ったことがなかったのでよく分からなかったんですけど、僕以上にファンの皆さんがびっくりしたかもしれないですね。

-5月に入ってからは本当にヒットがよく出ていて、20試合でヒット無しは3試合だけです。状態は上がってきましたか?

(栗山)上がってきました! と言いたいところですけど、バッティングがちょっとよく分からないので。でもヒットが出てることはいいことなので、これからも続けていきたいなと思います。

-キャプテンとして戦っていて今シーズン、交流戦あと少しと迫ってきました。ここまでのチーム状況というのはどういう風にご覧になっていますか?

(栗山)みんなが集中してやれていますし、監督、コーチ含めて選手が思い切ってやりやすい雰囲気を作ってくれてますんで、すごくいい状態できてると思います。

-その状態という意味で言いますと、明日が交流戦前は最後のゲームで相手ピッチャーは則本投手ですが、いかがですか?

(栗山)とても良いピッチャーなので、簡単にはいかないと思いますけど、僕らも負けへんという気持ちでしっかり戦っていきたいと思います。

-最後に、なかなか自分はホームランが打てないという話がありましたが、今シーズン2本目が出ました。あと今年はどれくらい打てそうですか?

(栗山)3本ですか? あと1本?(笑) ホームランじゃなく、後ろに良いバッターがたくさんいるので球場が盛り上がるようなチャンスメークをしたいと思います。頑張ります。

-ホームゲームが続きますが、明日に向けてファンの皆さんに一言お願いします。

(栗山)明日も良いゲームをしたいと思いますので、絶対応援に来て下さい! 頑張ります。ありがとうございました!

-おめでとうございます! まずはキャプテンの栗山選手でした!


-つづきましては今日も3安打の活躍、浅村選手です!

(浅村)ありがとうございます!

-今日連敗が止まりましたが、思い出せば5月19日のホームゲームで涌井投手を打って、あの時も浅村さんの一打で連敗は3で止まりました。いかがですか?

(浅村)そうですね、自分が打って嬉しい気持ちはもちろんあるんですけど、とにかく連敗を止められたってことが嬉しいですね。

-まずはホームランの場面を振り返っていただきたいのですが、栗山選手が大きいのを打って自分もという気持ちはあったんでしょうか?

(浅村)それは全くなかったんですけど、たまたまです。

-打った瞬間にそれと分かる、本当に大きなホームランになりましたね。

(浅村)久しぶりに良い感じで打球が上がってくれました。

-ここのところ打線の状態が非常によくて、浅村さんは3番に座ってらっしゃいますけれども、どのように今の打線を見ていらっしゃいますか?

(浅村)後ろに中村さん、メヒア、森とすごい強力なので、その前に自分もチャンスメークしようと思ってつなぐ野球でやってます。

-あとは9回の守り、どうだったんですか? グラブに入ってましたけれども。

(浅村)ヒットでまたつながれたら嫌な雰囲気になると思ったので、何とか一つアウトっていう気持ちでいました。

-あとは今日はブルーのリストバンドですけれども、黄色から変わりましたよね。何か心境の変化はありましたか?

(浅村)昨日、ノーヒットだったのでちょっと変えようかなと思って。

-ということは今日打ったので、明日も青でいいですか?

(浅村)多分、青でいきます(笑)

-明日は交流戦前最後のゲームになりますけれども、則本投手が予告先発になります。明日に向けて一言、お願いします。

(浅村)良い形で交流戦に入れるように、明日絶対に勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします!

-ありがとうございました! 今日のヒーロー、栗山選手、浅村選手でした!

(終盤に勝負をものにした)
非常に厳しかったですね。しのいでしのいで、後半のチャンスを生かしてくれたと思います。

(武隈のピッチングについて)
あの回だけ彼に任せて、何とか抑えてくれということで。彼なりのピッチングができたと思います。ナイスピッチングでした。

(7回の攻撃について)
何とか点を取れっていうことで、序盤はなかなか点が入らなくて。先頭が出て、うまいことつながりましたね。

(秋山の犠打について)
とにかく1点を是が非でも取ろうということで、彼にはバントをさせました。

(試合前、武藤敬司さんとの一打席対決について)
武藤さんにぜひ勝てということで激励されたんでね。負けたらえらいことになってたかもしれない(笑) あとが怖いので必死に勝負しました。

(菊池のピッチングについて)
イニングの先頭バッターを簡単に出すというところが厳しかったですね。イニングの先頭を切ってくれるとあとあと楽なんですけどね。そこが課題だと思います。

(明日のカード3戦目について)
久々の勝ちゲームだったので、一つ勝つのはしんどいと思います。その中でもホームゲームで、たくさんのライオンズファンの声援を力に変えて、明日取りにいきたいと思います。