試合情報

交流戦前のホーム6連戦がスタート。6回から7回にかけて2度追いつかれるも、最後はリードを奪って3対2で接戦を制しました。連敗を3で止めた攻撃陣の活躍から振り返ります。

0対0で迎えた5回裏。相手先発･涌井に対し安打で出塁した9番･金子侑が、盗塁を決めて2塁へ進みます。その後打席に入った2番･栗山は、内角高めの直球を引っ張ります。ゴロとなった打球は一二塁間を抜け、右前へ。2塁走者･金子侑は返球を受ける捕手をかわすように滑り込み、見事生還。キャプテンの5試合ぶりの打点は、試合の均衡を破る先制点となります。「ここまで0点に抑えられていたので、野手のいないところに転がれという気持ちで振りました」と話しました。

2対2と追いつかれた直後の7回裏。1番･秋山の長打などで1死3塁とすると、3番･浅村が好打を見せます。涌井に内角を攻められながらも、スライダーに体勢を崩されることなく引っ張ります。打球は左中間を破る勝ち越しの適時二塁打になりました。これを機に涌井をマウンドから引きずり下ろした浅村は、3安打猛打賞を記録。勝利の立役者となりました。

また、追いすがる相手をねじ伏せるべく、9回は高橋朋が登板。切れのある球で相手打者を翻弄し、危なげなく3人で片付けてヒーローとなりました。今後の試合でも安定感抜群の投球を見せ、セーブを積み重ねていきます。

明日の先発は野上。前回登板では敗戦投手となりましたが、同じマリーンズを相手にリベンジを果たしましょう!

-今日はどちらに転ぶか分からない展開でしたが、しっかりモノに出来ましたね?

(浅村)チャンスで回してくれたんで、本当に感謝してます。

-打席での意識というのはどうだったんですか?

(浅村)1死3塁っていう場面だったんで、外野フライでもという気楽な気持ちで入りました。

-打球は伸びてタイムリー2ベースヒット。本当に大きな一打になりましたね?

(浅村)そうですね。先程も言いましたけど、前のバッターに感謝してます。

-浅村選手自身はその前も2安打していて、今日も猛打賞。15日のホークス戦でも猛打賞と立て続けに猛打賞も出ていて状態がグッと上がっているのかなと感じるんですが、要因だったり秘訣というのはありますか?

(浅村)状態は良いので、ましてや久しぶりにホームで試合という事で、温かい声援を浴びて嬉しく思います。

-その声援も受けて連敗も止まりました。ここからですね?

(浅村)今シーズン初3連敗ですか。みんな悔しがっていたので、今日一つ目を取れて良かったです。

-最後にファンの皆さんへ向けてメッセージをお願いします。

(浅村)明日も熱い声援をよろしくお願いします。


-続いて13セーブ目を挙げた高橋朋己投手です。
今日は3対2という1点差でのマウンド、またホームでは久しぶりのマウンドだったんですけど、どんな気持ちでマウンドに上がったんですか?

(高橋朋)皆さんが持ってもらっているタオルが発売されてから投げたことがなかったので、無事に投げることができて良かったです。

-良いアピールになりましたね?

(高橋朋)皆さん買ってください!!

-今日も3人でピシャリと抑えましたけど、ピッチングは振り返っていかがですか?

(高橋朋)ピッチングはちょっと、スピードがアレだったので、もうちょっと調子が上がるように頑張りたいと思います。

-3人で抑えても今日はまだまだだったんですか?

(高橋朋)いや、3人で抑えられたことは満足しているので、これからも続けたいです。

-開幕から大車輪の働き、13Sはリーグトップの数字なんですが、その辺りはいかがですか?

(高橋朋)はい。嬉しいです。

-今シーズン初になりましたが、お立ち台の気分はいかがですか?

(高橋朋)ホームで立つお立ち台というのは良い感じなので、もっともっと立てるように頑張ります。

-今シーズンの目標を教えていただけますか?

(高橋朋)数字とかは特にないんですけど、こうやって西武プリンスドームに来た時にファンの皆さんが「Follow Me」を歌ってくれるので、もっともっと頑張ります。

-最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

(高橋朋)まだまだシーズンは長いですけど、自分も精一杯後ろで投げてチームの勝ちに貢献できるように精一杯頑張るので、これからもライオンズのことをよろしくお願いします!!

向こうのチームからするとエースが放ってきている。なかなか打ち崩すのは難しい中で今日はよくバッター陣が3点を取ってくれた。

(涌井について)
今日は何とか3点以上取ろうということで3点は取ったが、相手チームに粘りを見せられた。こっちもチャンスはあったが、それを生かし切れず、こういう展開になってしまった。向こうのヒット11本、2点でよくしのいだ。
序盤にチャンスをつぶし、1点先制したが、すぐに取られるという展開で、なかなか守りの方でも向こうの攻撃でランナーが出ると少し浮き足立っていた。そこをもうちょっと最後少し締めていきたい。

(浅村について)
コースに逆らわずにうまくチャンスメークもしてくれたし、ランナーも還してくれた。非常に彼自身も調子が良いので、彼の前にランナーを置いて何とかつなげていきたい。

(十亀について)
今日は決して良いとは言えない投球内容で、打たれはしたが失点が少なく、何とかしのいだ。うちに少し分があったかなという感じでした。

(武隈について)
あの場面は彼しかいないので本当に任せるという感じでいきました。

交流戦まであと5戦ありますけど、何とか勝ち越して、良い形で交流戦を迎えたいと思います。運が良いことにホームで連戦なので、ここはホームの強みを生かしてファンの皆様の声援を力に代えて精一杯戦いたいと思います。