

vs楽天 第3回戦
イーグルスを西武プリンスで迎え撃つ一戦。1対1のまま試合は終盤へ入りましたが、8回に勝ち越しを許し1対2で惜敗となりました。好投を見せた先発・十亀の投球を振り返りましょう。
立ち上がりからカーブを有効に使い、相手打線に対峙する十亀。3回表は制球が乱れ2死2塁となりますが、冷静に投球を組み立てて後続を仕留めます。横田投手コーチも「今日は、ここまで良い間合いで投げている」と評価。相手のペースに飲まれないよう、自分のタイミングで投げていきます。
4回表には右翼手・米野のジャンピングキャッチにも助けられ、3者凡退とした十亀。1対0で迎えた5回表は後藤に同点弾を浴びたものの、ここから崩れることはありません。6回表には走者を出して迎えたペーニャに対し、内角を厳しく突いてボテボテのゴロに。強気の投球で一発のある打者を抑えました。
十亀は7回まで投げたところで降板。108球、被安打5、奪三振5、与四球1、失点1という好内容でした。次回の登板ではさらなる活躍が期待されます。
また、先制点を呼んだ4番・中村の打撃にも注目です。0対0で迎えた4回裏。ここまで相手先発・塩見の前に2安打に抑えられていましたが、中村が一振りで試合の流れを変えます。塩見の変化球が高めに入ったのをすくい上げると、滞空時間の長い打球に。打球はそのままファンが待ち受ける左翼席へ飛び込む4号ソロ本塁打となりました。
明日はホーム初登板となるルブランが先発マウンドへ。ファンの前で力強い投球を見せ勝利を挙げましょう。
田邊監督コメント
(8回について)
執念が向こうのが勝っていたんでしょう。こっちはチャンスが来れど、あと一本が出ない。
そういうところの差かな、今日は。
(十亀について)
ナイスピッチングですよ。次につながる良いピッチングでしたね、今日は。
(打線について)
打線がどうしても一発を待つような雰囲気になりつつある。
なんとかつないで、1点でも多く点を取らないといけない。
また、今日のゲームだけでなく、ここまでの総得点が低い。
1試合平均2点取れるか取れないくらいの展開なので、そこをちょっと変えていかないと。
これ以上ピッチャーに負担を掛けられない。
(8回の増田について)
ピッチャーにプレッシャーの掛かっている展開なので、そこを責めるわけにはいかない。攻撃陣がもう少し点を取って、楽なピッチング内容にさせてあげないと。
ここのところ点が取れない状況が何試合かあるので、改善していきたい。