試合情報

開幕カード3連勝を果たす、見事なゲームでした。序盤に3点を先制されるも、すぐに打線が反撃を開始。効率よく得点を重ね、5対4で逆転勝ちしました。来日初登板を初勝利で飾った、先発･郭俊麟の投球を振り返りましょう。

郭俊麟は初回、わずか3球で2つのアウトを奪うと、続く糸井は直球で空振り三振に。素晴らしい立ち上がりにスタンドも沸き立ちます。

2回表は相手の猛打を受け3点を失いますが、その後打線の強力な援護を受けると立ち直りを見せます。「まっすぐ自体は悪くない」と横田投手コーチが話したように、直球を良いコースに集めアウトを重ねました。

郭俊麟は5回を投げて102球、被安打6、奪三振4、与四死球5、失点3という内容。最低限の仕事を果たしてお立ち台に上がりました。次回登板でのさらなる飛躍を誓います。

郭俊麟を助けた打線の活躍にも注目です。3点を先制されるも、2回裏に1点を返すと続く3回裏も反撃を続けます。5番･メヒアの適時打で1点差に迫り、1死1,3塁の好機が続き7番･木村が打席へ。相手2番手･白仁田から右方向へ打ち返したライナーは、滑り込む右翼手のグラブをはじき同点の適時打に。「思い切りいった結果がヒットにつながってよかった」と振り返る当たりでした。

郭俊麟が同点のまま5回を投げ抜くと、女房役･炭谷がその力投に応えます。3対3で迎えた5回裏、1死2塁から右方向へ放った打球は、一塁線を破る勝ち越しの適時打に。「（郭）俊麟が投げている間に、 なんとか点がとれてよかったです」という気持ちが乗り移った気迫の一打でした。

あさってからはコボスタ宮城に移り、イーグルスとのカードを迎えます。連勝を伸ばすべく、この勢いを持続しましょう!

-5回に素晴らしいタイムリー、リードも光りました炭谷捕手です。
開幕3連勝おめでとうございます。

(炭谷)ありがとうございます。

-去年が3連敗のスタートでしたが、今年は3連勝ご気分はいかがですか?

(炭谷)満足することなく、一戦一戦全員で戦っていこうというミーティングもありましたし、なんとか1試合1試合全力で勝ちにいった結果だと思います。

-キャッチャーの炭谷選手から見て3連勝の要因はどんなところでしょう?

(炭谷)牧田さんから始まってピッチャーの人にしっかり投げてもらったし、しっかり守って勝てたと思います。

-今日は郭俊麟投手が初登板初先発でしたが、どういうリードをしてどんな風に見えましたか?

(炭谷)完封完封ときてたんでかなりプレッシャーにはなったと思うんですけど、相手を気にせず、俊麟の良さと俊麟がやりたいようにやってくれればいいという話をして試合に臨みました。

-結果は良い形で白星がつながりましたね?

(炭谷)そうですね。先制されてしまって同点に追いついた後、俊麟があの回で代わると聞いてたんで、なんとか逆転してあげたいなとそう思ってました。

-それがあの5回のタイムリーにつながった訳ですね?

(炭谷)当たりはボテボテでしたけど、良いところに飛んでくれました。

-これで非常に良いスタートになりました。今年のシーズンはファンの皆さんが期待していると思います。メッセージをお願いします。

(炭谷)一戦一戦全力で勝ちにいくんで、これからも一生懸命応援よろしくお願いします。


-来日初先発で見事に初勝利を挙げました郭俊麟投手です。

(郭俊麟)アリガトウゴザイマス

-初めて日本で投げて勝利しました。今の気持ちはどうですか?

(郭俊麟)試合前は結構緊張しました。チームメイトのお陰で勝利をいただいて嬉しいです。

-初回は3者凡退の非常に素晴らしいスタートでした。2回はどうしたんですか?

(郭俊麟)1回は3者凡退で良い結果だったんですけど、2回は気持ちがゆるんでしまいました。これからはもっともっと集中して投げたいと思います。

-今日のゲームは母国・台湾でも生中継されていたみたいですが?

(郭俊麟)台湾のFOXスポーツが今回の試合を生中継してくれて感謝します。そして台湾のファンの応援も感じています。ありがとうございます。

-かつてライオンズの黄金時代を支えた郭泰源投手という素晴らしいピッチャーがいました。これからどんなピッチャーになっていきたいですか?

(郭俊麟)これから立派なプロ野球選手として頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

-記念のボールはどうしますか?

(郭俊麟)自分の野球人生で大切なボールなので、大事に家に持って帰ります。

-最後に改めて、台湾のファンのみなさん、中継を見ている皆さん、そしてスタンドの皆さんにメッセージをお願いします。

(郭俊麟)今日は沢山のファンの皆さんが西武プリンスドームに来てくれて熱い本当に応援ありがとうございました。これからも頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

(最後は1点差、接戦での勝利について）
まずは序盤3点ビハインドの状態で先発の郭俊麟が我慢して5回まで投げてくれたので、打線が点を取ってあげようと奮起してくれて良かったですね。

（勝ち越しの場面の炭谷選手バッティングについて）
その前にチャンスで打ててなかったので、なんとかしようという気持ちが乗り移った感じでしたね。

（8回の金子侑選手の足を使った攻撃について）
彼にはそのようなことも含めていろいろなことができる9番バッターになって欲しいということも思っていたので、そこで彼がよく機転を利かせてドラックバントをやってくれましたね。
あれで秋山の一打がとても大きなものになりました。

（中村選手について）
4番バッターでもヒットでつなげてくれて打線につながりができたので、今度は大きいのを期待したいですね。そろそろ出るでしょう。

（郭俊麟投手のピッチングについて）
今回は初登板と言うことで緊張感や力みといった部分もあったと思うので、次回の登板では彼らしいピッチングをしてくれると思います。

（6回、7回での継投について）
郭俊麟が5回まで粘ってくれたので、岡本篤をはさんでバスケスという予定通りの継投でした。

（開幕3連勝は2005年以来のこと。その辺りも含めて次の試合へ向けての意気込み）
昨シーズン本拠地で開幕3連敗という悔しい思いがありましたので、何とか意地をみせて開幕3連戦勝つことができました。ファンの皆様の声援が選手の後押しとなって本当にありがたかったと思います。この調子で次のカードも何とか勝てるように頑張っていきたいと思います。