

vsオリックス 第19回戦
この日のバファローズ戦は、前回登板でプロ初完投勝利を挙げた野上が先発マウンドに上がるも、序盤に攻略されてしまいまさかの2回途中での降板に。その後救援陣がマウンドに向かいましたが、相手打線の猛撃を止めきれず1対15で大敗を喫し、今季最多失点となってしまいました。厳しい展開の中、豊田が6月18日以来となる1軍のマウンドに上がりました。
0対14と大きく引き離される中、5回2死1,2塁の場面で登板した4番手・豊田。久しぶりのマウンドとなりますが、緊張を吹き飛ばすような投げっぷりの良さを見せ、伊藤を二ゴロに打ち取ります。
続く6回もマウンドに上がった豊田は、昨日のヒーロー・森とバッテリーを組みましたが、この回先頭の原拓にソロ本塁打を打たれ1失点。それでも立て直しを図る豊田は、7回を3者凡退に抑えると、8回も無失点に。ロングリリーフを任される中で力投を演じました。
ルーキーながら、シーズン序盤から大車輪の働きを見せていた豊田。シーズンは佳境に入りますが、持ち味である芯の強さを発揮し、チームを鼓舞するような投球を演じていきたいところです。
豊田の力投を受け、7回は7番・木村が相手先発・ディクソンから9号ソロ本塁打を放ちました。6月21日以来、実に約2ヶ月ぶりとなる久々の一発。「あきらめない姿を見せたかった」と、厳しい状況を打破するべく奮闘しました。今後の試合でもパンチのあるところを見せていきましょう。
明日は8月最後のゲーム。4度引き分けるなど苦しい戦いの続いた8月を、勝利で締めくくりましょう。
田辺監督代行コメント
あれだけ点差が開いたらちょっと苦しい。劣勢になった時の中継ぎで投げるピッチャーに弱い部分がある。守りにしても記録にあがらないミス等あったので、やっぱりその部分をなくしていかないことには戦っていく上で良いゲームはできない。
(野上の立ち上がりについて)
立ち上がりはまあ良かったけれど、2回のペーニャのサードゴロの時に少し緩慢な動きで内野安打にしてしまってそこから始まった。以前にもペーニャには同じ様な内野安打を許しているので、それをなくすことができなかった。もう一度引き締めなければいけない。
(ファイターズとのゲーム差について)
ゲーム差ではなくて、チームとしてどういう戦い方をしていくかということが今のチームとしてやるべきこと。どういう野球を目指していくのかっていうことを常に頭の中に入れてプレーしてもらいたい。明日どれだけの跳ね返りでどういう戦い方ができるかということを期待したいと思う。