

vs福岡ソフトバンク 第18回戦
昨夜は4時間38分の死闘の末に引き分けに持ち込んだライオンズ。9連戦の最終戦は、6回に飛び出したメヒアの一発でリードを奪って4対2。過酷な連戦を勝利で締めくくりました。
勝利をもたらしたのは、5番・メヒアの攻守にわたるハッスルプレーでした。3回、1死から明石が一二塁間にヒット性のゴロを放ちますが、一塁手・メヒアがダイビングキャッチ。1塁ベースカバーに走った岡本洋が送球をこぼしてしまいますが、気迫の守備でもり立てます。
そして6回、今夜もメヒアのバットが火を噴きます。ホークスの先発・飯田が投じた内角高めの直球をジャストミート。高く舞い上がった白球は左翼席の中段に飛び込みます。「後ろに繋ぐ意識でいった結果がホームランになったよ。岡本洋もいいピッチングをしているので、助けになって良かったよ」と喜びを表したメヒア。2試合連続の24号勝ち越し2点本塁打が決勝点となりました。このまま本塁打量産態勢に入ってもらいましょう。
連戦の最後を任された先発・岡本洋は、序盤からホークス打線を手玉に取ります。1回は3者凡退で片付けると、2回は1死1,3塁のピンチを併殺打でしのぎます。3回は自らの失策で走者を出しますが、無失点に抑えます。
4回は内川と李大浩を2者連続三振に仕留めた岡本洋。5回は無死1,3塁のピンチを迎えますが、犠飛のみに抑え、1対1の同点で踏み止まります。これがメヒアの勝ち越し弾を呼び込みました。
6回は3者凡退に抑えると、7回は2死から二塁打と四球で1,2塁となりますが、明石を外角低めの直球で見逃し三振に仕留めました。7回を113球、被安打4、奪三振10、与四死球3、失点1の好投を「追いつかれた後に、野手の皆さんに点を取ってもらって、どんどん攻めていくことができました。銀仁朗に引っ張ってもらって、野手のみんなに助けてもらいながら、ミットにめがけて投げることを心掛けました」と振り返った岡本洋。プロ入り初となる2ケタ奪三振で、今季2勝目を手にしました。
投打がかみ合った快勝の後は、一日の移動日を挟みます。明後日からは3位・ファイターズとの札幌3連戦。上位浮上に向けて、負けられません!
-今日のヒーローは岡本洋投手です!
-今シーズン2勝目をあげました、岡本洋介投手です。おめでとうございます。
(岡本洋)ありがとうございます!
-およそ1ヶ月ぶりの勝利となりました。今日のピッチングを振り返っていただけますか?
(岡本洋)自分のミスでピンチを招いたりしても、野手の方に助けてもらいながら、なんとか銀仁朗のリードに沿えるようなピッチングをしようと思って投げました。
-ホークス戦初勝利となりましたね。
(岡本洋)そうですね。あまり意識はしていないんですけど、とにかくチームが勝ててよかったです。
-昨日は強力ホークス打線に対して「ガンガン行きたい」と話していましたが、今日はどんな思いでマウンドに立ちましたか?
(岡本洋)延長戦が続いて中継ぎピッチャーの登板が多かったので、とにかく初回から登板しながらも、長い回を投げられるようにと思って投げました。
-今日は打線も助けてくれて、6回にはメヒア選手の大きな一本もありました。
(岡本洋)同級生なんで、僕のミスで良いプレーもふいにしてしまったりしたんですけど、あのホームランでも助けてもらって、本当にうれしかったです。
-さらに今日は、ユニフォームもいつもと違いました。ライオンズ黄金時代のユニフォームを着てのマウンドはどうでしたか?
(岡本洋)伝統あるユニフォームで恥ずかしいピッチングはしたくなかったんで、勝てて良かったです。
-今日の勝利は、次の登板に向けて良い勝ちになったと思います。ファンのみなさんも応援してくれました。最後にメッセージをお願いします。
(岡本洋)まだまだあきらめずに頑張ります。応援よろしくお願いします!!
ヒーローインタビュー動画
田辺監督代行コメント
久しぶりに投打がかみ合った。
1点先制して、5回に追いつかれて嫌な感じがしたけど、メヒアが打ってくれて良かった。
メヒアは調子もいいし、頼れる5番、しっかり仕事をしてくれる。
この3連戦、アウェーの中でよく戦ってくれたと思う。
岡本洋は好調をキープしているので、点を取れればいい展開でいけると思った。
今日は打順に変化をつけたくて、初球から思い切りいける浅村を起用した。
これからしばらくそうするかな。
次のファイターズ戦はしっかり9回以内に決着をつけたい。
ホークス相手にこういう戦いができるので、維持していきたい。