

vs福岡ソフトバンク 第17回戦
この日から「ダイエー」とのクラシックシリーズ第2ラウンドがスタート。昨日の逆転負けした悔しさを払拭したい一戦は、劣勢に立ち迎えた試合後半に同点とし、この9連戦5度目となる延長戦へ。その後救援陣が踏ん張り、8人の投手をつぎ込んだ激闘はこの9連戦4度目となる2対2の引き分けに終わりました。「西武」の誇りを胸に戦い、意地を見せた獅子たち。救援に向かった平野が2イニングを投げ無失点と好投しています。
8月14日の試合で2年ぶりの1軍登板を果たし、中継ぎで着実に結果を残している平野。この日は1対2で迎えた6回からマウンドに上がると、ここは二塁手・林崎の好守にも助けられて無失点とします。平野は続く2対2の同点とした7回裏も続投。内川、李大浩といった中軸に対峙すると、李大浩に対してはフォークを次々と低めに集める大胆な攻めを見せ、3者凡退に。今季4度目の登板でも無失点投球を継続し、ベンチの信頼を積み重ねています。
そしてメヒアの打撃にも注目です。打線は5回まで相手先発・スタンリッジにわずか1安打に抑えられていましたが、0対2で迎えた6回に2番・渡辺直の適時二塁打で1点差に迫ると、7回にはこの回先頭の5番・メヒアが躍動します。高めに浮いた変化球を完璧に捉えた打球は高く上がり、左中間スタンドのライオンズファンが集うスペースの近くへ突き刺さる23号ソロ本塁打に。リーグ本塁打王も射程圏内に入れる一発に「今度は自分たちが有利に試合を進める番だよ」と、チームを鼓舞するコメントを残しました。
明日も「ダイエー」に相対する勝負になります。先発・岡本洋が快投を演じ、激闘の続く9連戦最後の試合を白星で締めましょう。
田辺監督代行コメント
チャンスでもう少し攻撃陣が狙い球を絞っていってほしい。
打席を見ていると明確ではないので、しっかりミーティングで徹底したいと思います。
延長で勝ちきれなかった。勝ち越せないのが今の状態だが、よく追いついてくれた。
ピッチャーも厳しいが、できれば増田、高橋を勝つ試合で投げさせたい。みんながよくしのいでくれた。
雄星(菊池)は投げてみないと分からないね。試合にすんなり入っていかないといけない。