

vsオリックス 第17回戦
「ジャングル大帝シリーズ」初白星を挙げるべく、死闘の続くバファローズに対峙。この日も1点を争う接戦となりましたが、同点で迎えた8回にこの日初めてのリードを許してしまい、反撃かなわず4対9で敗戦。今カード白星を奪えず悔しい戦いとなりましたが、その中で先発・岡本洋が粘り強さを見せました。
7月31日以来となる東明との投げ合いに臨んだ岡本洋は、初回に援護をもらうと3回には1死2塁から迎えた平野恵と安達を連続三振に。追い込んでから低めへの制球が冴え渡り、3回までに4奪三振と要所を締めていきます。
中盤につかまり2対2の同点とされた岡本洋でしたが、9連戦のまだ3戦目ということもあり長く投げたいところ。6回には立ち直って3者凡退に抑え直後の勝ち越しを呼び込みましたが、続く7回はバッテリーミスもあって2死3塁となり、伊藤に対峙。ここでフルカウントから粘られると、最後は変化球で泳がせたもののうまく左前に運ばれてしまいました。あと一歩のところで粘り切ることはできませんでしたが、先発の役割を果たしました。
攻撃陣では、森の記念すべき一撃に注目です。大きくリードされて迎えた8回に代打で登場した森は、相手投手・榊原の外角への直球をさばきます。鮮やかなスイングで反対方向へはじき返した打球は、高く上がって左翼席の中段近くに突き刺さるプロ初の本塁打に。新人離れした打撃にスタンドからも歓声が上がりました。黄金ルーキーがその真価を発揮し、いまや1軍になくてはならない戦力へと成長しつつあります。
9連戦最初のカードを終え、明日からは3位・ファイターズを迎え撃ちます。Aクラス浮上のカギを握る大事なカードで、その差を縮めていきましょう。
田辺監督代行コメント
課題の後半がどうしても苦しいね。
打線もクリーンアップがもう少し機能しなければやっぱり点が取れないよね。
森は対戦するピッチャーも初めてなのに、打てたというのはたいしたものだよね。
なかなか高卒新人であれだけの対応をするのは見たことがないから非常に楽しみだね。
スタメンでも使いたいけど、リード面でまだまだ勉強しなければいけない部分があるので。
追い込まれて反対方向に大きい当たりが打てるというのは、何かそれだけの力を持っているという証拠だと思います。