

vs楽天 第14回戦
いよいよ8月がスタート。ますます負けられない戦いが続く中、コボスタ宮城に乗り込みイーグルスとの3連戦初戦を迎えました。試合は初回に栗山の犠飛で先制するも、中盤に集中打を浴びるなどして1対7で敗戦となりました。デビュー以来2試合続けてバットで素質の高さを発揮しているルーキー・森が、この日プロ初の先発マスクをかぶり出場。その奮闘ぶりを振り返りましょう。
先発・藤原とバッテリーを組んだ森。1対0で迎えた2回に2死3塁の場面で小関に粘られますが、これに負けじと森も集中力を切らすことなくリードし、11球目にボールゾーンへ曲がる変化球で空振り三振に仕留めます。新人らしからぬどっしりとした構えに藤原も攻めの投球で応えましたが、中盤に制球が乱れ5回途中に1死満塁とされたところで降板。その後継投陣が4点を失い、なおも1死3塁でマウンドに向かう3番手・小林宏とバッテリーを組みます。相手打者はジョーンズという場面で積極的に変化球を要求し、ワンバウンドする球をしっかり体の正面に当てて止めました。
6回からはマスクを上本に譲ってベンチへ下がった森。打撃では鋭いスイングを披露するも2打数無安打に終わりほろ苦いスタメンデビューとなりましたが、貴重な経験を積み重ねました。若獅子のさらなる成長に期待がかかります。
また、5月17日以来の先発出場となった熊代が、攻守で活躍。初回にジョーンズの右翼線を襲うライナーに対し、滑り込みながら地面スレスレのところでキャッチします。5回には相手先発・辛島の変化球に体勢を崩されながらもうまく拾い、打球は左中間へ。自身5月20日以来となる安打を放つと、7回には満塁へと好機を広げる左前安打を記録。激しい右翼の定位置争いへ名乗りを上げました。
明日の先発は、前回登板で来日初勝利を挙げたレイノルズ。巧みな投球術でイーグルス打線を翻弄しましょう。
田辺監督代行コメント
森は5回のピンチの場面、いい経験だったかな。
満塁で相手の藤田を2ストライクと追い込んでから痛打された。課題が残ったね。
ルーキーだからしょうがないんだけど。
今後については、ピッチャーとの兼ね合いもあるので、そこを検討しながら決めます。
打線はこのところ先制はするが、追加点が取れない。
この1週間は3点以上取ったゲームがない。
ヒットは出ているんだけど、あと1本が出ないね。