試合情報

先発･菊池が2回を投げ終えたところで降板するアクシデントが発生。西武ドームでのイーグルス戦は序盤から継投を強いられる展開となりましたが、リリーフ陣が奮闘し相手の攻撃をしのぐと、7回に先制し2対0で完封勝利。昨日と打って変わり投手戦となった勝負を制しました。チームの窮地を救った中郷の投球と、勝利を呼んだ中村の打撃を振り返りましょう。

緊急降板となった菊池に代わって3回からマウンドに上がったのは中郷。7月11日の登板で移籍後初白星を手にしている右腕は、いつもより早い出番にも動じることなく相手打線に対峙します。緩急を使い3回を無失点に抑えると、4回は2死から安打を浴びたものの後続を打ち取り、先制点を与えません。続く5回も続投となった中郷は、先頭打者こそ出しますが粘り強さを発揮してここも得点を許さず。3回を投げて44球、被安打2、与四球1、無失点と素晴らしい投球内容で、チームの危機を救いました。

その後も7月初登板となる野上など計6人が投げて完封リレーが完成。昨日の試合では継投陣が終盤に打ち込まれましたが、見事そのリベンジを果たしています。

スコアボードにゼロを並べる投手陣の奮闘に呼応したのは、獅子が誇る主砲でした。0対0のまま迎えた7回に無死1塁で打席に入ったのは4番･中村。ここまで打線は相手先発･青山の前にわずか2安打に抑えられていましたが、中村は内角寄りの球をうまく捉えます。打球は左中間スタンドへ飛び込む15号2点本塁打に。「本当に打ててよかったです!」と振り返った会心の一発。一振りで渇望していた先制点をもたらし、試合の均衡を破りました。

後半戦初白星を手にし、ここから流れに乗りたいライオンズ。明日は相手先発･松井裕を早々に攻略し、今カード勝ち越しとしましょう!

-まずはお一人目、中郷投手です! ナイスピッチングでした!

(中郷)ありがとうございます!

-今日は3回からの緊急登板となりました。どんな思いのマウンドでしたか?

(中郷)日頃しっかり投げられていなかったので、こういう時にしっかり長いイニングを投げられるようにと思って、一イニング一イニング、一人一人に投げられました。

-具体的にその内容を振り返っていかがですか?

(中郷)内容というよりも必死だったのであまり覚えていないですけど。今年ライオンズに来て一番良く投げられたかなと思います。

-3イニングを無失点と、本当に大きな役割を果たせたんじゃないでしょうか。

(中郷)しっかり投げられず点を取られてばかりだったので、今日は3イニングをゼロに抑えられて、本当によかったです。

-移籍して初めてのお立ち台。ここからの景色はどんな風に映っていますか?

(中郷)お立ち台になかなか上がったことがないので、やっぱり緊張しています。いい感じです。

-それでもこの歓声、しっかり届いていますよね?

(中郷)もちろん、どんな時でも応援してくれているので。しっかりライオンズの一員として戦力になれるように、頑張ります!

-それでは、改めて応援してくださったファンの方にメッセージをお願いします。

(中郷)なかなか結果を残せていませんが、この3イニングをきっかけに戦力になれるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!


-続いては先制の2ランホームラン、中村選手です! ナイスバッティングでした!

(中村)ありがとうございます!

-7回のあの打席、どんな思いで打ったホームランでしたか?

(中村)特に何も考えずに。来た球をしっかり打とうと思っていました。

-その感触はいかがでしたか。

(中村)ちょっと詰まったんですけどいいバッティングができたので、入ると思いました。

-試合の均衡を破る大きな一発だったと思うのですが、入った瞬間のお気持ちは?

(中村)まぁ、いつも通りです!

-ゼロでつないだピッチャー陣の思いにも応えることができたのではないですか?

(中村)ピッチャーが粘って、特に中郷投手がすごい頑張っていたので。勝てて良かったですね。

-連敗もストップして、明日カード勝ち越しをかけての戦いとなります。意気込みをお願いします。

(中村)頑張ります!

(昨日とはまったく違う試合展開)
そうですね、厳しいゲームには違いないのですが。
なかなか両チームとも点が入らなくて、うちは先発の雄星(菊池)がアクシデントで早い回に降りてしまって。
その後のピッチャーがなんとか頑張ってくれたので良かったですね。
マメの状態についてはまだはっきりしたことは聞いていないので、このあと聞いてみます。

(中郷について)
良い緊張感の中でよく踏ん張ってくれた。
昨日が昨日なだけに、今日は気合いを入れて踏ん張ってくれないとこのままズルズルいくような気がするので、今日は本当に良かったですね。

8回は野上で行くと決めていたので予定通り。
野上自身も登板が久しぶりでしたし、厳しい場面だったので緊張したのでしょう。

あまり中村に期待するのもかわいそうだったのだけど、栗山が死球で出て、あそこで一振りで決めてくれるのはやっぱり四番でしたね。

浅村は本人がもう行けるということなので、サードで行ってくれと言いました。
アクシデントもありましたが、みんなが、特にピッチャーが踏ん張ってくれて良かったです。